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みんな寝静まっているだろう
夜中にふと目が覚めた。
水を飲もうとリビングに向かうと、
小さく明かりがついていた。
誰か消し忘れか？
なんて思ったら、そこにグクがいた。
ちょっと落ち込んでるのか溜息が深い。
それに今日一日を思い浮かべる。
まあ、溜息つきたくなるのも理解できる。
いつの間にか俺よりも身体が大きくなってしまった
マンネだけど、やっぱりマンネだ。うん。
早く寝ろよ、と言葉最後にかけて部屋に戻る。
起こさないようにと静かに入ったのに。
JM「ホソクヒョン。」
JH「！！・・・ジミナ。」
JM「ヒョンのとこ行ってもいい？」
JH「・・・・いいよ。」
ジミンに声をかけられて心臓がびくっとした。
なんか捨てられた小動物のような声。
可愛い弟だからな、お前も。
許可をだすとゆったりとした動きでジミンは俺のとこに来た。
JH「どした？・・・寝れない？」
JM「なんか眠くない。」
JH「明日も朝から忙しいぞ。」
JM「ヒョンはね。俺とテテは昼からだもん。」
JH「モラゴ？！…ずるい。
なら俺はもう寝る！邪魔するな。」
JM「え〜ヒョン〜ヒョン〜お話しようよ〜。」
JH「・・・・なんだよ。笑」
布団をかぶって寝ようとすると身体を揺さぶられる。
そんなジミンににまにまが止まらない。
でも布団から顔を出してみたジミンの顔は
なんだか泣きそうだった。
JH「・・・ジミン？」
JM「ヒョン、俺ね。違う俺とテテね。」
JH「うん。」
JM「ちゃんと応援するって決めたんだ。
テテと約束したんだよ。クオズで指切して。
誓約書までかいたりしてさ。」
JH「・・・・・。」
JM「なのに、なんか上手くいかないんだ。
最近いっぱい声かけてもらえるようになって、
いろんなヨジャと話もするし、テテなんかすぐ
仲良く・・・なってるのに。」
JH「ジミナ…。」
JM「Aと比べちゃうんだ。
Aならこうなのにとか、こう言うのにとか。」
パボすぎるでしょ？
って泣きそうなのに笑うジミン。
俺らに一番近い位置にいるヨジャ。
それがAだから。
しょうがないと言えばそうなのかもしれない。
俺ら全員少なからずAへの気持ちはある。
すごい強いのに、ふと見せる弱さを
守りたいと願ってしまう。
まだまだ隠し事も秘密も多いA。
でも、着実に近づいてる気がする。
だから、予想なんてできなかった。
Aがいなくなっちゃうことなんて。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年4月20日 22時
