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手に持っているチケット。
パスをくれただけでなく事務所に届いたチケット。
そこには「BIGBANG」の文字。
ユナオンニに驚かれ、そして喜ばれた。
オンニはテヤン先輩の大ファンらしい。
あの甘い歌声が大好きなんだって。
5枚入っているチケット。
私とオンニ、、、あと3枚。
「A〜！」
「あ、ほんとだ、オンニ〜！」
「アイリンオンニ、イェリちゃん。」
聞こえて来た声はアイリンオンニと
新しくグループに合流が決まったイェリちゃん。
99lineなんだって、、、。
今まで話すことなかったけれど、
新曲の練習が始まったタイミングで顔合わせをして
それから話をするようになった。
ジョンヒョンオッパも仲良いみたい。
「オンニが作った歌難しいよ〜。」
「でもすごく良い歌よ。」
「、、、ありがとう。」
スタッフだったはずなのに、
いつの間にか同じステージに立とうとしている
私をオンニたちは応援してくれた。
「A疲れてる？」
「、、、、、そんなこと。」
「顔に出てるわよ？」
先戻ってるねって元気よく去って行ったイェリちゃん。
そんなイェリちゃんを見送ってるとオンニが小さく言う。
「Aも表にでるんだからケアちゃんとしないさいよ！
相変わらずノーメイクなんだから。」
「、、、だって、、分からないし。」
「これですっぴんとか。」
「アイリンオンニのほうが綺麗。」
「ありがと。」
アイリンオンニは本当に綺麗だ。
整った顔にバランス。
オンニに憧れてる人は何人もいる。
ジュンミョンさんがべた褒めする気持ちも分かる。
「あ！」
「ん、どうしたの？」
「オンニ、この日空いてますか？」
さっきまで握りしめてたチケットを見せる。
すると確認したオンニは目を見開いた。
「BIGBANG先輩じゃない。」
「ネ。貰ったんです。」
「誰に？」
「、、、、、。」
チケットに印刷されている５人の顔。
そのひとりを指さすとオンニは溜息をついた。
「Aって天然たらし？」
「！！！」
「この日、この時間はなんとかなるから
一緒に行ってあげる。でももう一枚は別の人を誘いなさい。」
「スルギとか、、、。」
「私たちじゃなくて。」
「ギョンスはダメだって。」
「身近にいなかったかしら？
BIGBANG先輩のこと大好きな人。」
「・・・・・・。」
にやって笑うオンニは可愛い。
その可愛い顔を虜にしてる少年が思い浮かんだ。
彼と同じグループだ。
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作者名：V.V． | 作成日時：2018年6月18日 0時
