＿35（D.O） ページ35
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動いたら、すべてが動いた。
坂道を転がる石ころみたいに。
邪魔な障害物を蹴とばしたら簡単に。
勢いがつきすぎて、
加速しすぎて、
行き先を見失わないようにしないと。
「お疲れ。」
「あ、ヨンミニヒョン！」
「おう、揃ってるか？」
練習室に入って来たヒョンは
俺たちが全員いるのを見渡して言う。
その後ろにいるだろうと思ってた人物がいない。
「ヒョン・・・Aは？」
「あれ？来てないか？」
「Aちゃん来てないよ？」
「俺、電話入っちまって先に行くよう言ったんだけどな。」
「・・・・・迷子じゃない？」
初めて来た場所ならやりかねない。
昔も一人で出歩かないから土地勘なかったし、
いつも俺の後ろをついて歩いてた。
「ギョンスヒョン。Aヌナって方向音痴？」
「・・・いや？でも来たことない場所だし、
もしかしたらさ迷ってるかも？」
「あのヌナ、どんくさそう。笑」
「おい、ジョンイナ年上を貶すなよ。」
「まあ、運動神経がいいほうではないかな。」
そう言って立ち上がる。
迎えに行くのは俺の仕事だから。
でも、それはできなかった。
『はい、ここが先輩たちがいる練習室。』
『悠太君、本当にありがとう。』
『友達だからね。笑。
それになんでヒョン達と知り合いかは後で聞くからな。』
『・・・・・うん。』
『あ、言わないつもりやろ？笑。』
聞えてきた日本語。
そこにはAと練習生なのかナムジャがいた。
崩れた日本語だ。
そもそも日本語ってそんなに敬語とかうるさくないけど、
あれはフランクに話してるって分かる。
『ここで会えるけど、あそこには行く？』
『・・・・・行く、と思う。』
『そっか。ならいいや。』
『・・・・何が？』
『二人の秘密の場所やんか。』
『・・・・・・・何言ってるの。』
『もう、Aちゃんってツンデレ！』
笑いながらそのナムジャはAの頭をポンっとした。
それに心臓らへんがザワってした。
「・・・ギョンス？」
「・・・・・。」
「なにあいつ。」
「・・・・知らない。」
「ライバル？苦笑」
ドアを開けて固まっていた俺の所に
チャニョルが来て同じ方向をみて苦笑する。
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VV(プロフ) - 華雪さん» 華雪さんコメントありがとうございます。悠太くんはまだまだ出番がある予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2017年9月26日 21時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます！ユータが出てきたの嬉しかったです(o^^o)これからギョンスとどうなるか、楽しみに更新を待ってます！ (2017年9月26日 16時) (レス) id: 42782c3b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年9月20日 0時
