＿15（D.O） ページ15
ふとしたとき。
緊張感が途切れたとき。
ステージで歌う前。
何故だかAを想った。
あの約束。
今も覚えてるのは俺だけなのか？
.
.
.
「ギョンス、疲れてる？」
「レイヒョン・・・。」
「綿棒？」
「ヒョン・・メンブンですね。」
「うんそう。」
フフフって笑うヒョンは王子様みたいだ。
尊敬しているヒョン。
ふわふわっとしてるけど、本当は
誰よりも意思が高くてかたいヒョンだ。
「アルバムの曲、ギョンスは誰を想ってるの？」
「誰って・・・。」
「Baby Don't Cry Tonight♪」
「・・・・・・。」
ヒョンになら相談できるかな。
記憶を紐解いて話し出すと、
ヒョンは優しい顔をして聞いてくれた。
「そっか。ギョンスもいい恋をしてるね。」
「ぜんぜんいい恋なんかじゃないです。」
「ううん。そんなに思える人がいるってすごい事だよ。」
「・・・でも通じ合えてないです。」
ヒョンの手がそっと伸びてきて頭をポンとされる。
それにちょっとしたを向く。
なんとなく情けない顔をしてそうだったから。
「ギョンスがそれを大事にするのと一緒で、
その子もそれ持ってたんでしょ？」
「はい・・たぶん。」
「なら、ギョンスが動かなきゃね。」
「・・・・・・。」
握られた携帯についてるそれ。
ジョンイナが珍しくおしゃべりで、なぜか
メンバー全員に知られてしまった。
それに会ったことのあるセフンは
「可愛かった」とか余計なことを言うから
チャニョルとかが興味津々で面倒くさいんだ。
でも、なんか心のつっかえが取れた。
自分の想いが認められたような気がして。
そう、俺が動かなきゃ。
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VV(プロフ) - 華雪さん» 華雪さんコメントありがとうございます。悠太くんはまだまだ出番がある予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2017年9月26日 21時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます！ユータが出てきたの嬉しかったです(o^^o)これからギョンスとどうなるか、楽しみに更新を待ってます！ (2017年9月26日 16時) (レス) id: 42782c3b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年9月20日 0時
