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マネージャーから聞いた時
すごい驚いた。
え…俺なの?って。
期待に応えたくて、
レコーディングスタジオで直前まで
曲を聴きながら頭のなかで歌う。
彼女の曲はもちろん聞いている。
デビューも鮮烈だったし。
何もかも完璧だった。
今までも曲がダンスナンバーだったから
ちょっと心配してた。
Aのようには踊れないから。
アコースティックギターで奏でられる曲。
作詞作曲もAって凄過ぎる。
「お疲れさまです。オッパ。」
KN「あ、A。」
「ケンオッパ。コラボありがとうございます。」
KN「いや、こっちこそ光栄だよ。」
「タイトル曲なんでステージも
お願いしてるんですけど、大丈夫ですか?」
KN「全然OK♪楽しみだよ。」
Aが来たことでスタッフが一斉に動き出す。
準備の合間にソファーに座って話す。
ソクジンがAを楽屋に連れて来た時。
綺麗な子だなってのが第一印象。
そのあと一緒になって愛嬌をやってくれるから
面白い子だなってのが次の感想。
テレビで歌って踊ってるの見て、
メンバー全員で驚いたのが新しい感想。
年下なのに妙な貫禄があって。
今も真剣な顔でスタッフと話してる。
プロデューサーでもあるって、
この子は16歳にして多才すぎる。
Aに言われた指示通りに歌うと
自分の声なのになんかいつもと違う風に聞こえる。
それに驚きながら歌うのが楽しくて
あっという間にレコーディングは終わってた。
「ケンオッパ。生意気なこと言ってすみませんでした。」
KN「ううん。謝らないで。
なんかいつもと違う自分を発見って感じで面白かったから。」
「オッパ、優しいですね。
防弾のオッパたちは文句ばっかいうんですよ。」
KN「ソクジンも?(笑)」
「あ、ジンオッパは言わないかも。
特にテテオッパとグクオッパです。」
KN「あ〜テヒョンとか言いそう(笑)」
数日後にあるMV撮影が楽しみだ。
ソクジンには内緒って言われたけど。
黙ってられるかな?
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作者名:V.V. | 作成日時:2016年12月30日 17時