picture135 ページ38
.
あれから結局眠れなかった私の顔はなかなかひどいものだった
泣きはらした目に睡眠不足まで見え隠れする
これは…どうしようかな
どうにかメイクでごまかしたけど、苦しいかも
田「あ、おはようございます。……何かあったんですか、」
「すみません、ちょっと考え事してたら眠れなくて…」
田「何かあったなら教えてください、」
「何もないですよ！本当に考え事しちゃって…」
田「安心してもいいんですか？」
「はい！安心してください！」
田「…ん〜。じゃ、行きますか」
「納得してないですね？(笑)」
田「バレてましたかー」
「隠そうとしてないじゃないですかあ」
くすくすと笑いあう
田中さんが、メンバーと会えますか？
って
困ったように笑う
「ふはっ田中さんは優しいですね」
田「それじゃ、僕とデートしましょう」
「え？」
田「行きますよ！」
「田中さん！？」
手を引かれて車に乗り込む
初めての助手席で田中さんの横顔を見る
楽しそうに鼻歌を歌ってる
"スイーツ食べに行きませんか？"
と首をかしげるから条件反射で頷いて
食べにいったザ・東京！って感じのパンケーキ屋さんは
頬っぺたが落ちてしまってないか心配になるほどおいしくってびっくりした
田「Aさん、ゲームセンター行きましょう！」
「えっ！」
田「僕とじゃ嫌ですか？」
「いやいや！嬉しいです！」
田「ハハッ！それじゃ、アレやりましょ！ホッケー！僕強いんですよ〜」
「私だって強いですよ！」
田「ふっふーん。なめてもらっちゃ困りますねえ」
自慢げにふんぞり返った田中さん
でも口元にはクリームがついてる
かわいいから教えてあげてないからなんだけどね？
お会計でお姉さんに指摘されて慌ててる姿もかわいいなあと見ていたら小突かれてしまった
田「何で教えてくれないんですか！」
「え？…ふふっすみません〜」
田「この恨みホッケーで倍返しです」
「だから！ホッケーなら私も強いですって！」
田「ハハッ、楽しいですね」
「はい！」
田「Aさん」
「何ですか？」
田中さんは真っ直ぐに私を見て
"やっぱり笑顔が似合いますね"
って初めて会った時と変わらない笑顔で言った
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 336人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「シェアハウス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちはるん(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます！この作品に投票するためにログインしました笑 激甘希望です…^^ (2017年12月2日 22時) (
レス) id: 4f039b7d80 (このIDを非表示/違反報告)
にらこ - お久しぶりでございます！私も甘々希望です！激甘で！切なさもチョイ足しで… (2017年11月30日 2時) (レス) id: 578dda6f34 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - お久しぶりです！私も激甘希望です！よろしくお願いします！ (2017年11月27日 14時) (レス) id: 95000278f7 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - 甘々でお願いします( 〃▽〃) 続き楽しみにしてますね (2017年11月26日 10時) (レス) id: 6ef130c577 (このIDを非表示/違反報告)
まっき(プロフ) - 激甘希望です！切なさもチョイ足しで( ￣▽￣)楽しみに待ってますね！！ (2017年11月26日 6時) (レス) id: eb0dcb3743 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：泣き虫りんご | 作成日時：2017年7月10日 20時
