ギリの兄 52 ページ12
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廉side
仕事が終わって、飲み会には参加せずに、家に直行。
もしまた熱がぶり返して、Aが倒れてたらどうしよう、なんて余計な心配ばっかりふくらんで、
安全運転で走る車を、心の中で急かしてた。
廉「ただいま!」
「あ、おかえりー。」
廉「A大丈夫?熱上がってない?」
「え?あ〜、もう全然大丈夫。」
俺に聞かれるまで、風邪だったことすら忘れてる様子のA。
何もないようで安心した・・・・
んで、テレビの画面には相変わらずKing&Prince。
廉「ご飯、お腹減ってんけど。」
「あ、うん。分かった。」
そう言って、ソファーからモゾモゾと起き上がると、当たり前のようにキッチンに向かった。
いや、まって。
これって、なんかさ・・・
廉「新婚さんみたいやな。笑」
「っっっな!なに言ってんのっ///////」
廉「いやぁ?思っただけ。笑」
「め、珍しいですねぇ、プライベートなのにファンサービスなんてっ!」
ムキになって言い返すけど、耳まで真っ赤になってるのは隠せてなくて、
あぁ、可愛いな、って・・・・
廉「ファンサービスじゃない、って言ったら?」
「じゃ、じゃあ、ただからかっただけ、とか?」
廉「さぁ、どうやろ。」
「なっ、じゃあ一体なに!」
赤くなった顔を冷やすように両手で顔を覆うAは、
俺の奥に潜んでるモノを、どんどんと露にさせていく。
きっともう、この思いを胸に閉じ込めておくことは出来ない。
「え?れ、廉くん?」
気づいたら俺はキッチンにいて、
料理をするAの腕を掴んでた。
自分でも、どうしてだかわからない
ポトンっとじゃがいもの落ちる音がして、
俺は、Aの唇に、自分のものを重ねた。
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あやにゃん(プロフ) - 初めてのコメント失礼します!全部読ませていただきました!れんれんとの生活最高すぎます!また機会があればこの作品の短編とか書いて欲しいです(;_;)次回作も楽しみにしてます! (2020年4月26日 0時) (レス) id: bb09ea338f (このIDを非表示/違反報告)
しのん。(プロフ) - 最高でした!! (2020年4月25日 23時) (レス) id: 7f40bec4e9 (このIDを非表示/違反報告)
しのん。(プロフ) - 楽しみにしております! (2020年4月25日 16時) (レス) id: 7f40bec4e9 (このIDを非表示/違反報告)
テディベア(プロフ) - フーディさん» コメントありがとうございます!1作品としては厳しいですが、短編集として、検討させていただきます! (2019年10月30日 20時) (レス) id: 8769d68b4e (このIDを非表示/違反報告)
テディベア(プロフ) - あちゅぴさん» 2度目のコメントありがとうございます!短編集でよければですが、平野くんversionも書いてみたいと思います! (2019年10月30日 20時) (レス) id: 8769d68b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テディベア | 作成日時:2019年9月6日 20時