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先を行くリボーンの後ろをAはついていく｡沈黙が2人の間を支配していたが、それは決して居心地の悪いものではなかった｡
｢着いたぞ｣
リボーンが医務室のドアを開けると、そこには人のよさそうな男が座っていた｡彼がAを診てくれるらしい｡
｢初めまして｡君がAちゃんかな?｣
｢初めまして!そうです、私が……｣
Aは笑顔で受け答えをしていたものの、机に並べられたあるものを見た途端表情をひきつらせた｡
注射器だ｡
あからさまに顔色を悪くしたAを医者が不思議に思ったその直後、彼女は医務室から逃げ出した｡
｢こら、A!｣
彼女の後を追うようにリボーンは医務室を飛び出した｡
医者が椅子に座ったまま待機していると、数分もせずドアの開く音｡
グスグスと泣きながら連れられてきた少女と、その少女の手首をしっかりと握った少年が入ってくる｡言わずもがなAとリボーンである｡
｢ちゅーしゃいやだあ……｣
あまりにも泣いているので、注射を打つ医者の方がいたたまれない気持ちになってくる｡そんな彼女に厳しい言葉をかけるのは他でもないリボーンだった｡
｢こいつは腕だけはいい｡あんまり痛くはしねえだろ｡さっさと打ってもらえ｣
よ、容赦ねえ〜!と医者は思わずにいられなかったが、彼女は首を振って否定していた｡
｢A、痛いからやなわけじゃないもん｣
目にいっぱい涙を貯めて精いっぱいリボーンを睨みつけながら訴えるA｡彼に対してちっとも効き目はなかったが｡
｢どういう意味だ?｣
反抗的な彼女を珍しげに眺めながら、リボーンは尋ねる｡
Aは一瞬嫌そうな顔をしたが、うつむいてぽつりと呟いた｡
｢……だって、怒るから｣
｢そりゃあなかなか打たなきゃ文句の1つや2つ｣
｢違うもん!｣
大きな声で反論したAに少し驚きを覚えたリボーンは黙りこんだ｡
それを見たAはオロオロしはじめる｡その姿は何かに怯えているようにも見えた｡
｢ひっ、ごめ、ごめんなさい｣
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futureblue�鏡�(プロフ) - ちささん» 初めまして｡コメントありがとうございます!ツナにはかなりお世話になっています,ツッコミにも親バカにも回ってくれるので｡素敵と言っていただけて嬉しい限りです｡できるだけ早いペースでの更新頑張ります!ちさ様もお身体にはお気をつけてくださいね｡ (2019年12月17日 19時) (
レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - まくすうぇるさん» 初めまして｡コメントありがとうございます!そうですね,大人びているところがあるとはいえまだ8歳児なのでそんたくできないお年頃です(笑)多分順位としたらツナ>>>ヒバード>骸ってところですかね｡ (2019年12月17日 19時) (レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。作中の綱吉と同じ気持ちで毎回読ませて頂いております← すごく素敵な作品でもう更新が楽しみで楽しみで仕方がないです！お体に気を付けて無理せず更新頑張ってください！ (2019年12月16日 23時) (レス) id: 6d1f2ce8ab (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 主人公の関心 骸＜ヒバード ぷぷっ・・・www (2019年12月16日 19時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - 成田優吾さん» 初めまして｡コメントありがとうございます!何回も読んでいただけてるなんて嬉しさの極みです｡なかなか読者の方の声を聞くことができないので、面白いと言ってもらえて幸せです｡早いペースで更新できるよう頑張ります!成田優吾様もお身体にはお気をつけてくださいね｡ (2019年12月9日 18時) (レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2019年11月22日 16時
