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56 カイside ページ6

アユはホントにとんでもない子だ。


どうしてこんなに才能のある子が今まで誰の目にも留まらなかったんだろう。



撮影自体初めてのはずなのに表情をコロコロ変えて

その上繊細な表情や仕草もできる。


涙を流した時は正直、

マジで?

と思った。



雑誌の撮影で、しかも求められたわけじゃ無いのに泣けんの?みたいな。


でも儚く、美しかった。


涙を流しながら笑顔になった時のアユには
胸が締め付けられた。


スタジオ中の空気が静かで澄んだ、
都会離れしたものに変わった気さえした。



俺らは泣くなんて、想像もしなかった。


きっと、あらゆる可能性を秘めてる。


すぐに俺らも抜かれるんだろうな...。。





タカシ「アユ、あいつとんでもない奴やな。」

ユーキ「うん...。

どうしたらあんなに上手くできるんだろうって思っちゃったもん。」

ユースケ「俺ら、すごい子と出会ったんだなー!

他の人に取られなくて良かった!」

リョウガ「そうだな。

本気で進化出来る気がしてきた。」


カイ「俺らもアユのお荷物にならないように頑張らないとな。」

ユースケ「もちろん!」

タカシ「一瞬でも後悔なんてさせへんで。」

タクヤ「当たり前っしょ。

あんな天才、もう二度と現れないし。」

「次ー!カイ!」

お、コーイチ終わったか。

カイ「じゃあ、行ってくるわ。」

ユーキ「いってらっしゃい!」



タクヤ「コーイチおかえり。」

リョウガ「どうだった?」

コーイチ「え、めっちゃ緊張したで!」


歩きながら聞こえて来る会話で少し緊張。


『カイー!』

え、やけにハイテンションだな。笑


カメラマン「よし!じゃあ始めるよー」


...確かにアユは本当にすごい。


才能がある。


でも俺だって負けてらんない。


俺らには経験があるんだから!



カメラマン「おっ、いい感じじゃん!

そのまま続けて!」


スーツの俺に、真っ白のアユ。


この衣装に込められたコンセプトはきっと...




俺は跪いてアユの左手を取った。



そして、アユの顔を見て微笑んだ。



ねぇアユ?



いま少し、頬が赤いのは


芝居?



それとも




俺のこと、かっこいいと思ってるから...?





そんな気持ちを託して、アユの薬指にそっと



キスをした...。

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設定タグ:超特急 , 草川拓弥タクヤ , コーイチタカシ   
作品ジャンル:タレント
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あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» ありがとうございます(*´∇`*) (2018年2月19日 14時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - ありがとうございます!応援します! (2018年2月19日 13時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» 3の方から徐々に進んでいるとは思うのですが...作者はお話のつもりで作っているので、最終的な所はお話を読んで知って頂きたいと思っています。 (2018年2月11日 8時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - mainの拓哉とはどうなっていくんですか??? (2018年2月10日 22時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - ムラサキさん» すみません...!ありがとうございますm(_ _)m (2017年12月6日 22時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あっしゅ | 作成日時:2017年9月4日 7時

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