83 タカシside ページ33
今日はドラマの撮影やったんけど、
なんだか上手くいかんかった。
思うように演技もできんくて、
みんなに迷惑をかけてしまった。
みんなと話す気にもなれんくて早々に部屋に戻った。
下から少しだけ聞こえてくるみんなの笑い声を聞きながらベッドに寝転んでると
コンコンコン
『タカシー、入ってもいい？』
自分の部屋なのにノックするあたり、
俺に気を遣っているのだろう。
タカシ「ええよ。」
『ごめんね、疲れてるのに...』
タカシ「Aの部屋でもあるんやから、気にせんでええよ。」
『うひゃー！』
とか言って自分のベッドに飛び乗るA。
『.........忙しかった？今日も。』
タカシ「まぁまぁやな。」
失敗したなど、言えるわけがない。
『そっかー！
素敵だよね、この仕事って。
自分がどれだけ周りに求められてるのかを教えてくれるから。
ダメな自分の時も、ちゃんと今のままじゃダメだよ！って仕事が教えてくれる。
他の仕事じゃあんまり味わえないよね。』
タカシ「せやな。」
『タカシは、幸せ者だー！
私もだけど。笑』
そう言ってAはベッドの上で伸びる。
最も、
もう俺は求められなくなるかもしれんけどな。
『大丈夫だよ。
この世界に長く生きている人ほど、人を見る目を持ってる。
調子良くない日だってたまにはあるって！
...大丈夫。
きっとみんなタカシのことちゃんと分かってくれてるよ。』
タカシ「え、？」
何で俺が調子悪かったって分かったん、、
『次だよ次！
次はきっと、素敵なお芝居ができるよ。』
タカシ「何で分かったん...？」
『んー？
だって帰ってきてからタカシぜんっぜん元気ないんだもん！
すぐ分かっちゃったよ笑』
タカシ「え、ホンマに？
俺そんな分かりやすかったん？」
『うん笑
タカシは真面目さんだからねー、
調子良いとか悪いとかで言い訳したくないんだろうなぁ、って思ってさ。』
Aはホンマすごいな。苦笑
何でもお見通しや。
タカシ「俺...
今日全然ダメダメやって...。
スタッフさんにも共演者のみんなにも迷惑かけてもうて。
ほんまダメやなって。。」
俺の情けない言葉にも、ずっとAはうんうん、って聞いてくれた。
それだけでかなり心が救われた。
『一人でいると余計悔しくなるしさ！
みんなでワイワイしようよ！』
タカシ「...せやな。
俺も気持ち切り替えなあかんな！」
『そう来なくっちゃ！』
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あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» ありがとうございます(*´∇｀*) (2018年2月19日 14時) (
レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - ありがとうございます！応援します！ (2018年2月19日 13時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - MIKA24327755さん» 3の方から徐々に進んでいるとは思うのですが...作者はお話のつもりで作っているので、最終的な所はお話を読んで知って頂きたいと思っています。 (2018年2月11日 8時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA24327755(プロフ) - mainの拓哉とはどうなっていくんですか??? (2018年2月10日 22時) (レス) id: febd0eb0fd (このIDを非表示/違反報告)
あっしゅ(プロフ) - ムラサキさん» すみません...！ありがとうございますm(_ _)m (2017年12月6日 22時) (レス) id: 42ae30bd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あっしゅ | 作成日時：2017年9月4日 7時
