からふるみどり【○】

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亮「そしたら すばる君な、“お前とならエエで”って！ヤバない？」









「…。」









亮「章ちゃん？聞いとる？」









「…ぁ、ごめん。聞いとったよ、…渋やんもそんなこと言えるんやね」









亮「…章ちゃんさ、明らか 俺がコンビニ行った日からおかしない？」









亮「まさか 章ちゃんもすばる君好きやった…？」









「それはない。大倉先生 一筋やし」









亮「じゃあ、どうしてん？…大倉先生ホンマに来うへんの」








「ぉん、あれっきり」









嘘


ホンマはあれから1回だけ来た






でも俺は先生の姿が店内に見えた瞬間に奥に逃げて、新人の子に任せた






一緒に花火大会は行きたいけど、どうせあの丸って人と行くんやろうし


先生の家から遠いから無理、て言われるかもしらんし







「…今年は花火大会行かんとこうかな」








亮「え」









あの日、先生と丸さんの姿を見てから会話を聞いてしまってから





この恋を一夏で終わらせへん！





っていう熱いキラキラした気持ちが沈んでった






もちろん、先生が好きなんは変わらんのやけど



…足掻いても無駄やな、って悟った……ていうか









亮「……あ、夕飯や。ごめん、切るで」









急に暗くなった俺にどうすればエエんか分からんくなったんか、亮はまだ17:00やのにそう言って電話を切った









アカンな、俺





めっさ気い使わせてもうた









花火大会まであと5日









「……おーくら先生…」









名前を呟けば涙が零れてきたから、慌てて拭った









………泣くくらいなら声かけろよ



花火大会、誘えよ 俺









泣くのは砕けてから、玉砕してからやろ…！









カレンダーの印を見れば、あの熱いキラキラした気持ちがまた湧いてきた









これを高校3年の最後の恋にしよう









明日 先生がコンビニに来る気がする









クーラーを付け忘れて蒸された部屋でそう思った




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Heavenly Psycho

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