血の通わない人形２ (ページ4)

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大介side

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リビングのソファーと壁の狭い隙間に体育座りで寝ているラウールの姿が。

ちょうどリビングの死角になっていてまったく見えなかった。

体を小さく折りたたんで、２０センチくらいの隙間にすっぽり挟まっていた。

なんだか、かわいいけど・・・

母さんと暮らしていた家でもこうやって身を潜めて、ひっそりと過ごしていたと思うと、心が痛い。

でも顔は気持ちよさそうに寝ている。

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大介「どうする？このままにしとく？」

辰哉「いや、体痛くなっちゃうからソファーに寝かせよ。」

そういって照が抱きかかえると。

びくっとしてあっという間に目を覚ます。

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ラウ「っ・・あっ・・ごめ・・・さぃ。」

辰哉「いいんだよ。お昼寝しても。ここじゃなくてソファーで寝よう？」

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優しく声をかけるが、首を横に振る。

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