【HQ】休 日 ぺ ー す .

う し じ ま さ ん 、起 き て * ページ27

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牛島さんがまだ起きてないなんて

珍しいこともあるんだなぁ、

いつも通り6時半に部屋を出て

ウシワカこと牛島さんを起こしにかかる




「わぁ、綺麗」




さすが。
几帳面な人だろうなとは思ってたけど

イメージ通り部屋は綺麗に整頓されてる

そっと近付くと、仰向けで静かに寝息を立ててた


よし。




「うしじまさん、朝ですよ」

「……、」

「起こしに来たよ」




目を擦ると視線が絡んで

ひょい、と頬に手を伸ばされる




「だいぶ顔色が良くなったな」




ベッドがぎしりと音を立てて、

牛島さんがゆっくり体を起こした

この前風邪を引いて体調崩してたことを
まだ気にかけてくれてたらしい




「ふふ、もう元気だよ」

「そうか。ならよかった」

「ロードワークは？」

「……またにする」




あれまぁ、休むこともあるんだ

本当に珍しい




「朝ごはんできてるよ？」

「お前はもう食べたのか」

「ううん、みんな起こしに回ってるから」

「冷えるだろう。これを着ていけ」




ベッドの脇にあったウィンドブレーカーに体を包まれた

あったかい。いいにおい。




「ありがと」

「途中まで一緒に行く」

「うん」




優しく微笑んでくれた牛島さんの手を引っ張って

さぁ、出発



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