35.【ペンギン】 ページ39
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タッタッタッタッ
男ばかりの船に、こんなに軽い足音はなかなか聞くことがない。
イッカクでさえバタバタと走る。
この足音の持ち主は、キャプテンに悩まされているうちの姫だ。
「A一人で大丈夫かな？」
「うーーーん…」
なぜ昼寝を辞めて、掃除をしだしたのかは分からないが、確かに最近ちゃんと掃除していないかもしれない。
まァ、20人もいるのだから、掃除の頻度は高くていい。
掃除だけなら、危ないことはないだろう。
何か割ったり壊せば音で気付くはず…
「いや、Aがやるって言うんだから、たまにはお願いするか」
ベポも頷いて、掃除終わるの楽しみだね、なんて呑気なクマだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれからどれほど経ったか。
Aは、デカイ潜水艇の一部屋一部屋をモップ掛けし、キッチンやトイレの掃除を終わらせた。
モップ掛けの邪魔にならないように、クルー達が物をどかしたり、足を上げたり、中々楽しそうに掃除しているようだった。
たまにキャッキャッと笑い声が聞こえた。
「Aあと風呂だけか？」
『うんっ』
Aに声をかけると、パラパラとお団子から髪が乱れ出たAが部屋から出てきた。
一人で一生懸命掃除をしていたからか、じんわり汗もかいているようだった。
「ハハッすごいな！ありがとな！」
『ふふふ、すごい汗かいちゃった』
「お前、今日のツナギデカくないか？動きづらいだろ」
『あ、これ新しく少し大きくしたの。前のキツくなってきちゃって…』
？
太った感じはしないが…
『じゃあ、最後の大仕事に行ってきます』
と言って、女部屋に入っていくA。
…風呂場は？
『最初からこうすれば良かったね』
しばらくして部屋から出てきたAは、白いTシャツを着て、ツナギの上半身を脱いで腰に袖を巻いていた。
普段のツナギ姿では、分からなかったが、出るところは出ていて、さっきのキツいという理由は、そこかと納得がいった。
とか考えてるの知られたらキャプテンにバラされるな…！
『もう少し待っててね』
掃除用具を持ち直して、風呂場へ向かうAに、気をつけろよー！と声をかけて見送ると、
「あいつは何してるんだ」
「あ、キャプテン。掃除ですよ。あと風呂だけみたいで。」
「掃除？」
「はい。それよりキャプテン。
意識しすぎっす。」
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Sumile(プロフ) - つばめさん» キラーは冷静な分析タイプだと思っています(笑)ウソップは現実的で、ゾロは野生の勘です← (2022年12月5日 12時) (
レス) id: c9c35200a7 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ロードンマイ キラー感良すぎキッド達もルフィの船に来れば (2022年11月30日 12時) (レス) @page48 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - つばめさん» そうなんです！なんだかんだ人の事見てるんですよね！ (2022年11月26日 0時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ルフィの感の良さはある意味時に鋭いですよね (2022年11月24日 23時) (レス) @page47 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローにとってこの２つの海賊団は厄介そのもの特にルフィ達は厄介の塊ローにはご愁傷様ですがこの２つの海賊団同時又は一つづつでも良いので彼らの絡み見たいです^ - ^ (2022年11月18日 12時) (レス) @page46 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年9月26日 20時
