20.眠り姫 ページ24
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「おい、押すなよっ」
「仕方ないだろっ」
船番組が見つめる先には、ベポにくっついて眠るAが。
ローとAが船に戻った後、Aはベポに寄りかかり、昼寝を始めた。
よくある事なのか、ベポは慣れた様子で、ペンギン、シャチ、ウニは正面からAの寝顔を見ていた。
「こんな男ばかりの中にAがいてくれるだけで全然違うよなァ」
「イッカクは女扱い嫌がるしな…」
「まぁそれはそれで俺らも楽だけどな！」
色素が薄いことがよく分かる色白の肌に、少し顔に掛かる明るく柔らかい髪、長く伏せられたまつ毛、小さくも通った鼻筋と、血色のいい唇。
幼くも見える心地良さそうな寝顔は、３人の眠気も誘うような穏やかな表情だ。
「…A、一回も故郷に帰りたいって言わないよね」
「…確かに」
「急に連れてきちまったのにな」
A達を横目に、話を聞きながらローは船長室へ戻ると、一つの引き出しの中から一枚の紙を手に取り出した。
"DEAD OR ALIVE"
"眠り姫 A"
少し幼い少女の寝顔が写った手配書だった。
名前は明らかにAのもの。
写真は幼く、寝ていたとしても、一緒に航海をしている身としては同一人物であると充分に思えるものだった。
異名にも納得がいく。
ローはそれを見て、短く息を吐いて、当時を思い出した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
クーーーー…
クーーーー…
ーー
ポーラータング号の上をニュースクーが飛んでいた。
ニュースクーによって届けられた記事には、手配書が挟まっていて、また新しく名を馳せた手配か、金額を上げた手配か、甲板にいたローは、そんなことを考えながら手配書を見た。
「(…これは)」
"眠り姫 A"
他のと比べなくても違和感しか覚えない手配書。
少女の寝顔に、姫と付いた異名。
掛けられた金額は5百万ベリー。
どの高額な手配書よりも、ローの興味は引かれ、根拠を示す記事を探して目を通した。
「…ユメユメの実…」
興味はそのままに、手配書を船長室の引き出しにしまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しばらく手配書を見ていると、甲板が騒がしくなってきたことに気付く。
他のクルー達が戻ってきたようで、Aが起きるのも時間の問題だった。
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Sumile(プロフ) - つばめさん» キラーは冷静な分析タイプだと思っています(笑)ウソップは現実的で、ゾロは野生の勘です← (2022年12月5日 12時) (
レス) id: c9c35200a7 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ロードンマイ キラー感良すぎキッド達もルフィの船に来れば (2022年11月30日 12時) (レス) @page48 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - つばめさん» そうなんです！なんだかんだ人の事見てるんですよね！ (2022年11月26日 0時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ルフィの感の良さはある意味時に鋭いですよね (2022年11月24日 23時) (レス) @page47 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローにとってこの２つの海賊団は厄介そのもの特にルフィ達は厄介の塊ローにはご愁傷様ですがこの２つの海賊団同時又は一つづつでも良いので彼らの絡み見たいです^ - ^ (2022年11月18日 12時) (レス) @page46 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年9月26日 20時
