2.船長 ページ3
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一方、ベポが向かった船長室では、
「キャプテ〜ン、朝だよ〜！」
「……」
部屋の一番奥にあるベッド、ではなく、手前にあるソファに寝転がっているこの船の船長。
タトゥーが入った腕が顔を覆っている。
「キャプテ〜ン！」
「……あァ」
腕を少し動かして、ベポを確認すると、短く返事をした。
気怠そうに体を起こして、ソファに座り直した男の目元にはクマが残り、目つきをよりきつくしている。
彼こそが、このハートの海賊団船長、"死の外科医"トラファルガー・ローだ。
「Aもそろそろ起きてくると思うよ！」
「…アイツら、またか…。騒ぐから起きちまうんだろーが」
テーブルに置いていたファーの帽子を被ると、一つ大きな欠伸をした。
「ベポ、次の島はもうすぐか」
「うん！昼過ぎには着くんじゃないかな」
そうか、と一言言うと、口角を上げるロー。
ベポは不思議そうに首を傾げる。
「行くぞ、ベポ」
「アイアイ！！」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ーー食堂。
ガチャガチャと食器の鳴る音と、船員達の声で賑わう少し遅めの朝食の時間。
「船長、そろそろ起きてくっかな？」
「Aほら！お前の好きな卵焼きだぞ！」
『わあ、シャチさんありがとうっ』
「い、いいんだよお前が好きなものはいつもあげてるだろ！照」
「A俺の卵焼きもやるよ！！」
『ウニくんもくれるの？えへへ、今日も幸せだあ』
Aのお皿に増える卵焼き。
それを頬張るAを、船員達は微笑ましく見ていた。
「お前ら、甘やかしすぎだ」
食堂に入ってきたローは、Aの皿の卵焼きを見て、一つ摘み食いをする。
『あっ、船長、おはようございますっ』
「あァ」
『今の、ウニくんからもらった卵焼きだったのに…』
「…後で俺のをやる」
『えへへ、約束ですよっ』
じっと見つめるAの視線に負けたローと、
卵焼きをもらう約束をして満足そうなAを見て、船員達は同じことを思う。
「「「「(船長がなんだかんだ一番甘やかしてんだよな…)」」」」
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Sumile(プロフ) - つばめさん» キラーは冷静な分析タイプだと思っています(笑)ウソップは現実的で、ゾロは野生の勘です← (2022年12月5日 12時) (
レス) id: c9c35200a7 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ロードンマイ キラー感良すぎキッド達もルフィの船に来れば (2022年11月30日 12時) (レス) @page48 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - つばめさん» そうなんです！なんだかんだ人の事見てるんですよね！ (2022年11月26日 0時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ルフィの感の良さはある意味時に鋭いですよね (2022年11月24日 23時) (レス) @page47 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローにとってこの２つの海賊団は厄介そのもの特にルフィ達は厄介の塊ローにはご愁傷様ですがこの２つの海賊団同時又は一つづつでも良いので彼らの絡み見たいです^ - ^ (2022年11月18日 12時) (レス) @page46 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年9月26日 20時
