10.【ロー】 ページ12
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女が帰ると、クルー達にジト目で見られる。
「キャプテン…」
「船に連れてくるなんて珍しいっすね」
「あ？何か問題あんのか」
「アリっすよ！！大アリっす！！！」
「ホントに！！Aがまだニコニコしてくれてたから良かったものの…！」
「ちょっと待て、なんでアイツが関係あるんだ」
「カーッ！あんた女心分かんないんすか！なんでモテんだ！」
やたらと気が立ってる二人に、意味が分からず眉間に皺が寄る。
何のことだ。
「ま、いいです！キャプテンの気を引く気満々なんで！！」
全く話が読めねェ。
何が言いたいんだこいつらは。
俺はこの時、まだ嵐がすぐそこまで来てるとは知らずにいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし！A！行くぞー！！」
『うんっ！お願いします！』
何をそんなに意気込んでるか分からなかったが、2日目にやっと上陸になったAは少し、緊張してるようだった。
ペンギン、シャチ、ベポ、ウニが付いて行くと言うもんだから、俺はアイツらに任せて、船に残った。
船長室で、体の調子を確認する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日の女は、酒屋で出会った。
いつも通り、女が話しかけてきて、適当に返していた。
「お兄さん、溜まってるのね」
「あァ?下手な誘い方だな」
「あら。何と勘違いしてるのかしら。フフフ」
「…あ?」
「まぁ確かに身体をスッキリさせるのは得意だけど」
黒髪をゆっくりと耳にかける仕草は、色気があって、普通の男なら肩を抱くんだろう。
だが特にそんな気は起きなかった。
「私、鍼灸師なの」
「…ほう、つまり、」
「ええ。溜まってる疲れ、取ってあげましょうか。」
わざわざその為だけに宿を取る気にもならず、仕方なく船へ連れてきた。
女に言われた通り、シャツを脱いでうつ伏せでベッドに寝ると、俺の背中へ鍼を刺していく。
奥に響くような鈍い痛みに、少し顔を顰めた。
しばらくすると、鍼は抜き取られ、腰回りが少し楽になったような気がする。
そういう意味ではスッキリしてるんだろうが、Aの能力で寝た後と比べると遥かに微力なものだった。
結局寝付けず、女に色々と聞かれ、明け方に少し寝た程度だった。
そして、今朝。
部屋を開けてAがいたことにはビックリした。
様子としては変な誤解はしてないと思うが、念のために戻ってきたら話しとくか…
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Sumile(プロフ) - つばめさん» キラーは冷静な分析タイプだと思っています(笑)ウソップは現実的で、ゾロは野生の勘です← (2022年12月5日 12時) (
レス) id: c9c35200a7 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ロードンマイ キラー感良すぎキッド達もルフィの船に来れば (2022年11月30日 12時) (レス) @page48 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - つばめさん» そうなんです！なんだかんだ人の事見てるんですよね！ (2022年11月26日 0時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ルフィの感の良さはある意味時に鋭いですよね (2022年11月24日 23時) (レス) @page47 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローにとってこの２つの海賊団は厄介そのもの特にルフィ達は厄介の塊ローにはご愁傷様ですがこの２つの海賊団同時又は一つづつでも良いので彼らの絡み見たいです^ - ^ (2022年11月18日 12時) (レス) @page46 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年9月26日 20時
