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〜貴方side〜
カ「あれ、唯？」
貴「…カカシ先生」
前から歩いてきたカカシが私の傍に寄る。
ちらり、と握りしめたせいで少し皺のよった紙を見たカカシは「ああ…」と一目で状況を把握したようだ。
カ「怖い？中忍試験」
貴「本音を言えば、少しだけ｣
カ「なら、棄権しとく？」
貴「…先生も、意地悪ですね。部隊の小隊長を務める中忍を選抜するのに、個人プレーだけなんて有り得ませんよ。班の誰かが棄権した時点で、これは全員脱落でしょう？」
カ「へぇ、気づいていたのか。ま、その通りだ…でも仲間のためと無理して行って通るほど、この試験はヤワじゃないヨ。それこそ、命を落とす危険なものだってある」
貴「…なら尚更出ないと。私が棄権して皆の決意を無駄にしたくないし、危険な目にあうのなら皆を守らなきゃ」
自信はないですけどね、と少し笑うとカカシはほっとしたように私の頭を撫でた。
カ「唯、だいぶ変わったな」
貴「…私、変わりました？」
カ「ああ、良い表情するようになった。お前なら、きっとできるよ」
貴「…はい！！」
カカシを見つめて、にこりと笑った。
不安なのは変わらない。
だけど、どうしてこの人に言われるとこんなにやる気がでてくるのだろう。
貴「ところで先生って私の頭よく撫でますよね」
カ「ん〜思わず撫でたくなるというか」
貴「ふふっなんですかそれ」
2人の笑い声が夕暮れに響いた。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
