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〜第三者視点〜
貴「そこにいたのか…」
唯はゆらり、と視線を向けるとゆっくりとその忍の下へと行き、そのまま容赦なくその体を刀で切りつけた。
ザクッザクッザクッ
ナ「なっ！！」
ｻｸ「ちょ、もういいのよ！？」
一向に止まらぬ一方的すぎる暴力に、全員慌てて待ったをかけるが、唯は相手を射殺さんとばかりに見つめている。
貴「いや、まだだ。まだ足りぬ。今回は中忍にはならないが次はそうとも限らぬだろう。…でも次なんて来させない。こやつは『たまたま』この試験で命を落とす」
そう言う唯の全身には、あの時のサスケのように呪印が広がっている。
貴「火種は消しておくに限る。もっと早くからこうすれば良かった…そうすれば、皆傷だらけになんてならなかったのに…」
ｻｸ「あ…」
サクラが反射的に自分の髪を触った。
ｻｸ(もしかして、私達が傷だらけだったのを気にして…？だけど、これはあんまりにもっ)
ｻｸ「〜っ唯！もうやめて！これ以上は、もう…お願いだから…」
耐えきれなくなり唯に抱きつきボロボロと涙を零すサクラ。
ポタリと雫が伝うのを感じて、唯は意識が冴え渡っていくのがわかった。
ズズズと呪印が元の大きさへと戻っていく。
貴「……サクラ？」
きょとんとした顔で尋ねる唯に、全員がほっとした。
ｻｸ「よかった…本当にっ」
今までのことを覚えていない唯は目を丸くしながら辺りを見回して、そして顔を強ばらせた。
貴「私がやったのか、この傷…」
敵の惨状を見た唯はわなわなと震えながら皆に尋ねる。
ｻｽ「ちゃんと説明する…だが巻物を手に入れた今はとりあえずゴールを目指すぞ」
貴「……うむ」
そういった唯の表情は曇りきったままだった。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
