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〜貴方side〜
大「何って、プレゼントしてあげたのよ」
貴「随分と嬉しくない贈り物ですね」
貴(後ろには戦意喪失のサクラと気絶したナルトやサスケ…！どうしたって逃げられない！)
あまりの不利な状況にギリッと奥歯を噛み締める。
大「貴方、下忍のくせにさっきはよく気づいたわね。…お手並み拝見させて頂こうかしら」
そう言うと大蛇丸は私に向かって蛇を繰り出す。
クナイでなんとか捌いていくが、数が多い！
前にばかり気を取られたせいで背後から忍び寄る影に気づけなかった私は、顔面めがけて飛びかかってきた蛇に咄嗟に顔を横に逸らすものの眼鏡か吹き飛んでしまう。
貴「っしまった！」
大「貴方のその瞳！…そう、貴方が逃げた月の国の姫なのね」
貴「！！」
焦りから冷静さが欠けて動きが単調になったせいで体は傷だらけになってしまう。
大「あら、思っていたよりも弱いのね。篝君が目をかけていたのに興醒めだわ」
貴「…篝を知っているのか！？」
大「ええ、知っているわよ。…篝君がどうなったのかも、ね」
貴「…は？篝は死んだはずじゃ」
大「可哀想なお姫様は何も知らないのね。…篝君は生きているわ」
その言葉を聞いた瞬間、全ての時が止まった気がした。
心臓の音がやけにうるさい。
貴「篝が、生きている…？」
大「そうよ。でもそれ以上は教えてあげない」
貴「…そうか。それなら、腸引きずり出してでも吐かせてやる！！」
眩い光とともに胸元から刀を取り出す。
貴「弍の型・鳴神月！！」
激しく電撃を纏った刀を大蛇丸に向けて振り下ろした。加速した斬撃に反応できなかった大蛇丸の肩を掠める。
大「甘い…！」
貴「それはどうかな！」
時間差で大蛇丸の傷口からバチンッと電流が走り肉が抉れる。宙を舞う自身の血を大蛇丸は驚いたように見つめた。
大「フフッ前言撤回するわね月輪姫！貴方も欲しくなってきたわ！」
大蛇丸は興奮したように叫ぶと、目にも止まらぬスピードで私の腕を掴んで引き寄せ、そして胸元にガリッと噛み付いた。
途端に呼吸がままならなくなり、全身の神経という神経が痛み出す。
貴「っく、うわぁぁぁぁ！！」
大「篝君のことを知りたいのなら、私のもとへと来なさい…」
そして大蛇丸はその場から一瞬で消えた。
ｻｸ「唯しっかりして！」
貴「う、あ…っく…」
サクラが必死に私を呼びかける。答えてあげたいのに、その思いに反して視界は次第にフェードアウトしていった。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
