月明かりの道標【NARUTO】 (ページ20)

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※夢主ちゃんの出番がほぼないです※

～第三者視点～

その言葉を聞いた途端、カカシが慌てて「本来の目的を忘れたのか！？」と叱咤する。

タ「・・・なぁに、元はと言えばワシが撒いた種。この期に及んで超命が惜しいなどとは言わんぞ」

タ「すまなかったなお前ら・・・思う存分にやってくれ」

ｻｽ「フン・・・という訳だ」

ナ「覚悟はいいな・・・」

サスケとナルトがニヤリと再不斬を見つめる。

再不斬は「クッ」と喉を鳴らした。

再「いつまでも忍者ごっこかよ・・・オレぁよ、お前らくらいの歳の頃にゃ、もうこの手を血で紅く染めてんだよ・・・」

動向を開き自分の手を見つめる再不斬に、ナルト達は鳥肌が立つ。

カ「鬼人・・・再不斬！」

再「ほう・・・少しは聞いたことがあるようだな」

そして、再不斬は霧隠れの里の忌まわしい風習について語った。

再「楽しかったなぁ・・・あれは」

ニイッと笑うその姿は正しく鬼人の名にふさわしい形相。

ちらりとナルトとサスケに視線を移しただけで、2人は殺気に当てられる。

ｻｽ「！！」

ドコッ

再不斬がサスケの腹に肘鉄を与える。

そして宙に投げ出されたサスケの体に更に重い一撃を食らわせた。

ガハッと血を吐き出し倒れるサスケ。

貴「！！」

唯が咄嗟にサスケに駆け寄ろうとするがずしゃりと倒れてしまう。

貴(チャクラ切れ・・・！？)

サクラが悲鳴に近い声でサスケの名を呼び、カカシは身動きのできない不甲斐なさに腸が煮えくり返り、青筋を立てた。

ナ「影分身の術！！！」

再「ほー・・・影分身か。それもかなりの数だな・・・」

ナルトは分身達と共にクナイを構え、再不斬に飛びかかる。

しかし再不斬は力でそれらを振り落とした。

ナ(もうこいつを倒すにはこの手しかねぇ！！)