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リリーside
暫くして俺もウトウトし始めて寝てしまった。
盛山「おい、リリー！リリー！起きろ！」
リリー「…っ？何やねん、急に…」
盛山「院内で感染者が出た！逃げなあかん！」
確かに、院内がざわついている。モリシに松葉杖を握らされた。
リリー「A！起きろ！感染者が出た！」
俺はいつもポケットに常備していた痛み止めを飲む。いずれこうなると思ってた。この時のために、Aを守れるようにとっておいたのだ。
A「嘘…、でも、どこに逃げるの？」
リリー「取り敢えず外行くしかないな、院内だと逃げ場が少なすぎる…、早いとこ出よ！」
言うや否や、3人で出口に向かう。人の波で動きずらい…、しっかりAの手を握り進む。
早く薬が効いてきて欲しい…
リリー「モリシ、俺の痛み止めが効いてくるまでA守るの手伝って欲しい。」
盛山「当たり前やろ！相方やぞ！」
まずい…周りの人らが感染し始めてる…
モリシはゾンビを蹴散らすが、やはり数の多さで俺もやり合わざるを得ない状況だった。
松葉杖をうまく利用しゾンビを殴り倒していく。
怪我の部分を庇いながらはやはりきつい…
なかなか…しんどいな…、早く薬の効果出てくれれば…
A「将企っ！気を付けてね…」
リリー「あぁ…、まか…せろっ！」
「うわぁっ！！」
急にゾンビが飛びかかって来て馬乗りにされた。
噛まれないように何とか持ち堪える。
盛山「やめろやっ！」
盛山が俺の落とした松葉杖でゾンビを殴りつけ、差し出された手をとり立ち上がり何とか切り抜けた。
盛山「リリー、Aちゃん！あと少しで出口や！走れるか？」
リリー「っ…、いける！」
Aの手を引き、少し足を引きずりながら走る。
よし…痛み止めの効果が出てきてる気がする。思ったより走れてる。
続く (更新停止中)
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作者名：名無し | 作成日時：2022年1月16日 15時
