Together (ページ35)

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リリーside

結構響くな…、まぁ殴りつけられた訳じゃないから大した事ないと思うけど…

ホンマにあいつは何がしたかったんや…

Aを見るとまた泣きそうになっている。

リリー「ほら、大した事ないって、おいで」

両腕を広げて言うと直ぐに腕の中に収まった。素直で可愛らしい…でも、大号泣だ…

片膝達で目線を少し合わせ背中をさすり問いかける

リリー「怖かった？もう、大丈夫やから」

A「また…将企が…大怪我しちゃうんじゃないかって…私のせいでまた悪化して死んじゃったらどうしようって…怖かった…」

リリー「フフッ…あんな奴のパンチじゃビクともせんから心配せんでええよ、それに俺も学んだよ、Aの事1人にするような事はしないし、そんな簡単に死なんから…な？」「モリシもありがとうな、ホンマ助かった」

盛山「ホンマやで…俺が近くにおってよかったわ」

リリー「まぁ、それ分かってて大声出したから」

A「盛山さんもありがとうございました…将企も…本当ありがとう…」

リリー「どう？落ち着いてきた？」

A「うん…早く皆んなのところ戻りたい…」

またいつもの場所に戻りAは俺の右隣に座ると胸元に顔を擦り寄せてきた。…？泣いてる？

リリー「A？大丈夫？」

A「早く…家に帰りたい…、こんな所で色んなことに怯えてるのしんどい…」

リリー「そうやなぁ、家帰ったら1番何したい？」

A「お風呂…」

リリー「俺もやな、Aと風呂入って酒飲みながら美味いもん食べて、その後はごめんけど直ぐには寝かす気ないからな…笑」

A「最高…」

リリー「楽しみが出来たな、まぁ確かに不安やけどな、その為に頑張れる？」

A「頑張る…、もう少しこのまま居てもいい？」

リリー「ええよ、いくら泣いてもええから」

肩を抱き寄せて、一定のリズムで撫でてると泣き疲れてそのまま眠ってしまった。