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Kento said
「ごめんって」
部屋を出て行くAちゃん
「あー、もう」
頭をくしゃくしゃと掻きながら
「A待てって」
Aちゃんを追いかけて行く姿に、胸がズキリと痛む
昨日、マネージャーの車の中で菊池の口からAちゃんの話を聞いた
動揺した
俺は、別れてからもずっとAちゃんの事が好きだった
仕事のことも考えて、別れるのが1番いい判断だと思ったから別れた
好きじゃなくなったとか、そんな理由じゃなくて
仕方なくだった
だから、ずっと忘れられなくて
クリスマスの握手会のとき、またねと伝えたのは
いつか、また出会って
もう一度彼女と一緒にいたいという願いから
けど、さっきの菊池とAちゃんを見ていて思った
神様は俺じゃなくて、菊池を選んだんだって
今日の菊池は昨日と同じ格好だった
顔も浮腫んでいて、酒でも飲んでいたんだろうと察していた
でも、その相手はAちゃんで
携帯と鍵を届けに来たのがAちゃんと言うことは
菊池はAちゃんの家にいたということで
あの2人はいつのまにそんな深い仲になっていたんだろう
もう俺が入る隙なんて、無いのだろうか
せっかく再会できたのに
想いを伝えても、もう戻ることは出来ないのだろうか
そう思えば思うほど、目の前がどんどん真っ暗になっていって苦しい気持ちでいっぱいになった
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あちゃん(プロフ) - natsuさん» そんなこと言っていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます! (2021年1月8日 7時) (レス) id: d0017b4288 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ふまけん推しにはたまらないです!!! (2021年1月8日 2時) (レス) id: 4884eda99b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃん | 作成日時:2021年1月6日 4時