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タクシーに乗り、行き先を伝える
「なるべく急ぎでお願いします」
私のただならぬ様子を見て察してくれたのか、抜け道を使ってくれた
事務所について、中に入ろうとすると
警備員に止められた
状況を説明するも、不審に思われたのか頑なに入れて貰えない
風磨に電話できれば解決するだろうけど、肝心の携帯が手元にあるし、第一連絡先すら知らない
ああ!もう!
どうすればいいのか考えていると、事務所に入っていく松島くんの姿が目に入った
見ず知らずの私が声をかけていいものかと思ったけど、声をかけるしか解決策はない
「松島くん!これ、風磨の携帯だよね?
届けに来いって言われてきたんだけど入れて貰えなくて」
思い切って大声を出してみると、驚いた様子でこちらを見ていて
「風磨の携帯に電話かけてみて!証拠になるから」
そう言って近付く
案の定警備員には止められるけど、松島くんが電話をかけてくれて
私の持っている風磨の携帯に"松島"と表示される
「ほら、これ本当に風磨の携帯なんで
入っていいですか?」
警備員が申し訳なさそうに謝ってきて、中に入れて貰えた
「松島くん、突然だったのにごめんね?
これ、風磨に届けて貰えるかな?」
「全然いいですけど、せっかくここまで来たなら会ってかなくて大丈夫ですか?」
「え?あ、でも」
私の顔を不思議そうな顔で覗き込んでくる松島くんに押されて、
「じゃあ、行こうかな」
そう答えてしまった
「よし、行きましょう!」
にっこりと微笑む松島くんは、まさに天使なのではないかと思うくらい可愛い
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あちゃん(プロフ) - natsuさん» そんなこと言っていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます! (2021年1月8日 7時) (レス) id: d0017b4288 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ふまけん推しにはたまらないです!!! (2021年1月8日 2時) (レス) id: 4884eda99b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃん | 作成日時:2021年1月6日 4時