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川西サイド
恋愛の話になった水田くんは、手がつけられなかった。
「Aちゃん？ってどんな子や！？どこであったん！？何歳！？かわええ！？」
質問攻めがすごい。
「何の仕事してるの！？何型！？誕生日は！？」
「ああもう分かったから！話すから！」
手で興奮しすぎて乗り出している水田くんを椅子に座らせる。
「相楽Aちゃん、２９歳。誕生日は来月、会社で働いてる」
「かわええ？」
ストレートやな…
「何でそんなこと言わなあかんねん」
「かわええ？」
「…そりゃ可愛いよ…」
「賢志郎、ほんまにやっと好きな出来たんやあ〜！おめでとう〜！」
水田くん…ほんまに恋愛好きやな…
「もうその話はええやろ。さあ漫才の話しよ」
「まだや！出会いと血液型聞いてない！」
「その血液型ってなんなん？」
「心理テストのとき、必要やん」
心理テストって…女子やん。
「知らんよ、血液型なんて。さあ、漫才の…」
「出会いは？」
「…」
目線の先には興味しんしんの水田くん。
「しつこいなぁ…」
呆れながら水田くんは言うまで諦めへんやろうと思い、仕方なく話した。
「２週間前、一人でママの店で飲んでてん。そしたらその帰り道に彼女、道で倒れてたんよ。それが、初めて会った日」
「ふーん。なんかドラマみたいやな」
「話したのになんやねん！その微妙な反応！」
「賢志郎…」
「ん？」
…なんや急に。声のトーン下げて。
「今度会わせてやあ」
「はあっ！？」
普通になんで！？
「ええやん、賢志郎、お願い！」
上目遣いで両手合わせて頼んでるけど、了解出すわけないやろ！
「急にそんなん言われても困るやろ！Aちゃんも『知らん人来たあ！』ってなるやろうし」
「ええやん、ええやん」
よくない！
「いや、普通におかしいやろ！」
「じゃあ、俺と賢志郎、どっちも大阪にいて夜仕事ない日…今度の火曜日やな」
「ちょっと待って、なんで一人でそんなに話進めるん？」
「分かったな、今度の火曜日やで。」
「えっ…」
むちゃくちゃ強引に決められた。
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さら(プロフ) - ありがとうございます！これからもちょくちょく更新していきたいと思ってますので、楽しみに待っててください^_^ (2019年9月20日 7時) (
レス) id: abcbda1e9b (このIDを非表示/違反報告)
ハンナ(プロフ) - 一気読みしてしまいました！面白くて、何だかあったかい気持ちに。更新楽しみにしてます。 (2019年9月19日 1時) (レス) id: 9d1b7de85f (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 黄色パーナさん» コメント、ありがとうございます！毎日更新というわけにはいかないですが、これからも頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。 (2019年4月14日 9時) (レス) id: abcbda1e9b (このIDを非表示/違反報告)
黄色パーナ - 愛読しています！更新楽しみにしています(*^▽^*) (2019年4月14日 7時) (レス) id: ceaebda915 (このIDを非表示/違反報告)
あやかちん(プロフ) - さらさん» なるほど……そんなことが… (2019年4月9日 22時) (レス) id: 34fff6315e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さら | 作成日時：2019年3月24日 23時
