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第四十話 ページ42

教室で話して他の人に聞かれても厄介なので、場所を移動したいな。
『ちょっと違う所で話したいんですけど、、』と言うと瀬名先輩は動かなくなってしまったので、悪いが手を引かせていただいた。


人気の少ない廊下まで歩き後ろを振り向いて手を離すと、瀬名先輩が意識を取り戻したように私を見る。

「すみれちゃん、手、、」
『勝手に握っちゃってすみません。嫌でしたか?』
「嫌じゃないけど、、無自覚なのか、、」

無自覚?何がだろう。
分からなくて瀬名先輩に問い詰めるも、歯切れの悪い答えしか返ってこなくて余計分からなくなる。

「それよりも!すみれちゃん、俺に何の用事?」

話をそらされて不本意ではあるが、そうだ、本題を忘れるところだった。
、、、なんて言えばいいのだろう。
回りくどい言い方で理解して貰えなくても困るし、直球でいいか。

『あの、私、先輩との接し方が分からないんです。』
「、、、え?」

そういった途端、先輩の目に涙が溜まる。
え、なんで??やばいやばい泣かせちゃう。
先輩泣かないでください!と言おうとすると、綺麗な瞳からポロリと雫が溢れ出した。

「すみれちゃんは、俺の事嫌いってこと、、?
だから接したくないってことぉ、、?」

違 う。 そ う じ ゃ な い。

取り敢えず先輩を泣き止ませる為に、私は涙を手で拭った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「、、、つまり、レッスン後の俺たちとの距離感が掴めないってことぉ?」
『はい、、その通りでございます、、』

何とか先輩を泣き止ませて事情を話すと、言葉が足りない!と怒られてしまった。
それでも尚、瀬名先輩は何故コミュニケーションが取りにくいのか分からない様子だったので、言いたいことを付け加える。

『先輩にたくさん話しかけて貰えるのは嬉しいんですけどなんて言うか、あんなに写真を撮られたり、髪の毛を結んでもらったりするのは慣れないと言うか。』
「、、、へぇ。そんな風に思ってくれてるんだ。」

さっきとは打って変わってご機嫌な表情でそんな事を言う先輩に困惑してしまう。

「俺はねぇ、すみれちゃんがどう思ってるか知れて嬉しいんだ。
ちょっと困ってる顔も可愛いから良いんだけど、本心を打ち明けてくれるとこっちも安心できる。
だから、レッスンの後も、すみれちゃんの本音をそのまま伝えてくれればいいんだよぉ。」

お兄ちゃんが受け止めて上げるからねぇ、と瀬名先輩は私の頭を撫でてくれた。

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月の子(プロフ) - ぱんけーき。さん» ありがとうございます!嬉しいです〜! (2022年1月17日 20時) (レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
ぱんけーき。(プロフ) - すごく面白いです………!更新楽しみにしてます!!! (2022年1月17日 20時) (レス) @page22 id: 7214f7ad2c (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます!気持ちにムラっけがあるので定期的には難しいかもしれませんが、沢山書くつもりなので、良かったらまた読んでいって下さい! (2022年1月17日 18時) (レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 実珠さん» ありがとうございます!ゆっくりになっちゃうかもですが、いずれEdenとも絡ませたいです〜! (2022年1月17日 18時) (レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うわああああ良良良!!かっこいい夢主大好きなんです……!続きも楽しみにしてます!無理せず作者様のペースで更新頑張ってください! (2022年1月17日 16時) (レス) @page19 id: a1c580f323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月の子 | 作成日時:2022年1月14日 22時

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