第二十九話 ページ31
あんずちゃんと話しているとあっという間で、すぐに武道場に着いた。
学校内はだいたい探索したが、ここに来るのは初めてだ。なんかこう、、入ったらダメそうじゃん?
あんずちゃんが大きな声で「失礼します!」と言ったので、私もできるだけハキハキと声を出す。
すると中から鉄虎くんが顔を出した。
「こんちわッス!あれ、すみれの姉御もいるんスね!
どうぞ中入ってください!大将がお待ちッスよ〜。」
鉄虎に連れられ、私達は武道場へ。
あんずちゃんは慣れているのか、静かに進んでいく。
緊張しながら後をついて行けば、赤髪の強面の人が座っていた。
「大将!姉御がお見えになったッスよ〜!
あと、前に言ってた師匠も来てくれたッス!」
「おう、ご苦労だったな鉄。
嬢ちゃん達、待ってたぜ。床で悪ぃが、座りな。」
大将さんに促されるまま、座らせていただく。
、、、というか、私は鉄虎くんの師匠だったのか。
あんずちゃんは大将さんに用事があったのだろう。
ゴソゴソと紙袋から何かを取り出して彼に渡した。
「鬼龍先輩、こんな感じで大丈夫でしょうか?」
渡した物は衣装だった。
何故空手部の先輩に確認しているのだろうと首を傾げていると、横から鉄虎くんが耳打ちしてくれる。
「大将は衣装作りがすっごく得意なんスよ。姉御はよく大将に縫い方とかを教わりに来てるんス。」
へぇ、こう言っては失礼にあたるかもしれないが、意外だ。そう思って見ていると、確認作業を終えたらしい大将さんがこちらを向いて微笑む。
「新しい転校生の嬢ちゃん。俺は鬼龍紅郎だ。
意外だろうが、裁縫が趣味でな。
嬢ちゃんのことは鉄から聞いてるぜ。
慣れないことも沢山あると思うが、頑張れよ。」
かっこいい。圧倒的兄貴感。
鉄虎くんが尊敬するのも分かるわ。
『はい!高峯すみれと申します。
精一杯頑張るのでよろしくお願いします!』
もしかしたらこの学院に来てから一番かもしれないくらいの気合いの入った声で、私は挨拶をした。
結局部活見学と言うよりかは四人でただ喋っていただけという感じになってしまったが、色々なことを教えてもらった。
あと、今度私にも衣装作りの基礎を教えてくださるようだ。有難い。
、、、教えてもらうまでに、玉留め位は出来るようになっておこう。
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月の子(プロフ) - ぱんけーき。さん» ありがとうございます!嬉しいです〜! (2022年1月17日 20時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
ぱんけーき。(プロフ) - すごく面白いです………!更新楽しみにしてます!!! (2022年1月17日 20時) (
レス) @page22 id: 7214f7ad2c (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます!気持ちにムラっけがあるので定期的には難しいかもしれませんが、沢山書くつもりなので、良かったらまた読んでいって下さい! (2022年1月17日 18時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 実珠さん» ありがとうございます!ゆっくりになっちゃうかもですが、いずれEdenとも絡ませたいです〜! (2022年1月17日 18時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うわああああ良良良!!かっこいい夢主大好きなんです……!続きも楽しみにしてます!無理せず作者様のペースで更新頑張ってください! (2022年1月17日 16時) (
レス) @page19 id: a1c580f323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月の子 | 作成日時:2022年1月14日 22時


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