第十八話 ページ20
「嬢ちゃんは面白い子じゃのう。別に我輩は気にしとらんぞい。」
クックック、、、と笑いながらその人は棺桶から出てきた。
死人では無いと分かったものの、棺桶からのそのそと出てくる姿は何とも奇妙で仕方がない。
私が彼を凝視していると、彼は艶やかな唇を開いた。
「我輩の名前は朔間零じゃ。嬢ちゃんは噂の転校生ちゃんかえ?」
『噂?』
瀬名先輩も言っていたけど、噂って何だろう。
心当たりが無いと言うと、彼は声を出して笑った。
「どうやら自覚が無さそうじゃのう。
お主、三年の間では薫くんを従えた謎の転校生と言うことになっているぞい。」
『、、、はあああ!!??』
今は瀬名くんもかのぅ、と続ける先輩に対し、私は混乱を抑えられない。
だっ、だって!一回しか会ったことないし、何なら三分も経たないくらいの出来事だったよ?
大神くんは「まじか、、」みたいな顔で見ないで!?
流石に先輩のこと引き連れないから!!
精一杯否定すると、零先輩は信じていないようにニヤニヤしていた。
「「こっんにっちはー!!」」
部活はまだ始まってすらいないと言うのに疲れていると、ドアから元気な声が二つ聞こえてきた。
この声は、、、
『ひなたくん!ゆうたくん!』
「あれ?すみれさんだ!こんにちはー!」
「こんにちは!今日はどうしたんですか?」
二人は私を挟んでどんどん聞いてくる。
部活見学のことを話せば、目を輝かせて喜んでくれた。癒しだなあ。
「それでは早速始めるとしよう。嬢ちゃん、何か弾ける楽器はあるかえ?」
そう言って零先輩は、音楽室の奥から様々な楽器を出してきた。ベース、ギター、タンバリン、太鼓、、、
うーん、、弾ける楽器はは無いことは無いが、軽音に合うか分からない。そう思いつつ、私はまだ弾くことのできるバイオリンを手に取る。
『バンドには合わないかもしれませんが、この中だとバイオリンですかね〜。』
弾いてみてよ〜!と双子に言われ、何の曲があるか考えて弾き始める。
♪♪〜
私が弾いたのは「Nightless World」
昨日、せめて同じクラスの人のユニット曲は覚えようと聞いてみたのだ。
バイオリンは一年ぶりくらいに弾いたが、手が慣れていて思った通りの音を奏でられて良かった。
すると、ギュイィィーーンとかっこいいギターの音が聞こえた。
横を見るとそこには楽しそうな大神くん。
それに合わせるように他の三人も様々な楽器で合わせてくれ、私たちはこの曲の演奏を続けた。
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月の子(プロフ) - ぱんけーき。さん» ありがとうございます!嬉しいです〜! (2022年1月17日 20時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
ぱんけーき。(プロフ) - すごく面白いです………!更新楽しみにしてます!!! (2022年1月17日 20時) (
レス) @page22 id: 7214f7ad2c (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます!気持ちにムラっけがあるので定期的には難しいかもしれませんが、沢山書くつもりなので、良かったらまた読んでいって下さい! (2022年1月17日 18時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 実珠さん» ありがとうございます!ゆっくりになっちゃうかもですが、いずれEdenとも絡ませたいです〜! (2022年1月17日 18時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うわああああ良良良!!かっこいい夢主大好きなんです……!続きも楽しみにしてます!無理せず作者様のペースで更新頑張ってください! (2022年1月17日 16時) (
レス) @page19 id: a1c580f323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月の子 | 作成日時:2022年1月14日 22時


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