第十二話 ページ14
鉄虎くんと翠があちゃー、という表情で私と忍くんを見ている。
私が何かして怖がらせてしまっただろうか。
軽くへこみながら忍くんに声をかける。
『えっとー、忍くん?私、何かしちゃったかな?』
自分が声をかけられたと気づくと忍くんはびくっと肩を震わせてこちらを見る。
そして、遠慮がちに首を横に振りながら涙目で小さな声で「違うでござる、、、」と言った。
「せ、拙者、人見知りであるからして、、
し、失礼だとは分かってるんでござるが、初対面のお方とあんまり上手く話せないんでござる、、、」
ごめんなさいでござる、と目に涙を貯めながら一生懸命話す姿はなんとも可愛くて、それに、嫌われてないと分かって嬉しくて。
『そっか。話してくれてありがとう。
心が落ち着いたら、また話してもらえるかな?
私、忍くんともっと仲良くなりたいな。』
そう言うと、忍くんはこちらを見て、涙を貯めながらも笑いながら頷いてくれた。
ああもう!なんて可愛いのかしら!!
その天使の表情にうっとりしていると、隣で見ていた鉄虎くんが一言。
「すみれ姉さん、いや、すみれの姉御!!
俺のことを弟子にして欲しいッス!!!」
いや、何故そうなった。
『どういう事だろうか鉄虎くん。』
どうしてそんな事を考えたのか全く理解が出来ず、鉄虎くんに聞いてみる。
横の翠もうんうん頷いている。
「いや、だって姉御の考え方は素晴らしいッス!
人見知りの忍くんに対して嫌悪感を抱くことなく接してるし、その後の忍くんへの気遣いも、さり気なく尊重してるところも格好良すぎるッスよ〜!」
「せ、拙者も!翠くんの姉上の心配りがめっちゃ嬉しかったでござるよ!拙者の口調も馬鹿にしないし、こちらこそ仲良くして欲しいでござる!
まじパネェでござるよ!一生ついて行くでござる!」
『いやいや、二人とも落ち着こうか。』
そんなに凄いことはしていないし、当たり前のことをしたまでだ。ていうか、忍くんそんな大きい声だせたんだね。
そう思って翠を見ると、
「確かに、いつも近くで見てるから分からないけど、姉さんってすごい人なのかもしれない、、、」
とかブツブツ言ってる。おい、戻ってこい弟。
そんなこんなで、私には弟子と、一生ついて来てくれる忍者が出来たのであった。謎すぎる。
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月の子(プロフ) - ぱんけーき。さん» ありがとうございます!嬉しいです〜! (2022年1月17日 20時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
ぱんけーき。(プロフ) - すごく面白いです………!更新楽しみにしてます!!! (2022年1月17日 20時) (
レス) @page22 id: 7214f7ad2c (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます!気持ちにムラっけがあるので定期的には難しいかもしれませんが、沢山書くつもりなので、良かったらまた読んでいって下さい! (2022年1月17日 18時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
月の子(プロフ) - 実珠さん» ありがとうございます!ゆっくりになっちゃうかもですが、いずれEdenとも絡ませたいです〜! (2022年1月17日 18時) (
レス) id: 384a7105eb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うわああああ良良良!!かっこいい夢主大好きなんです……!続きも楽しみにしてます!無理せず作者様のペースで更新頑張ってください! (2022年1月17日 16時) (
レス) @page19 id: a1c580f323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月の子 | 作成日時:2022年1月14日 22時


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