【銀魂】土 蜘 蛛

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銀時｢おィイイイイ！！｣

新八｢神楽ちゃん！！｣

銀時｢誰が勘定持つんだよ！？？？｣

新八｢あんたこんな時まで金の心配かよ！！？？｣

『勘定は私が持ちます
2人は神楽ちゃんの所に行ってあげてください』

新八｢東雲さん…でも｣






新八が戸惑う中、銀時はササッと窓から飛び降りた。






新八｢おいィイイイイ！！あんた本当にクソだな！！！
東雲さん！代金はちゃんと返しますから！！｣






新八は店の入口から出て行った。





店員｢あの…お客様…｣

『あぁ、すみません。
食事の代金払います』

店員｢いえ、あの それより窓の修理費を｣

『食事代置いておきますね』

店員｢あの、｣

『置いておきますね』





ニコッとAが笑うと、
店員が小さく｢はい｣と返事をした。







＿＿＿＿＿＿＿＿





＿＿＿＿






『え？連れて帰る？』





先日 神楽を探し回っている時に名刺を渡し、
電話番号を教えたA。

お店で別れてから日が経ち、
星海坊主から電話が掛かってきた。




星海坊主『あァ
出発は直ぐでもうターミナルに来ちまった』

『挨拶も出来ないじゃないですか…』

星海坊主『すまねェな。急だったもんで…』

『…いいえ、神楽ちゃんに元気でとお伝え下さい』

星海坊主『あァ、伝えておくさ。
それと Aちゃん…あんたあのクソ息子に会ったのか？』

『…神威君の事ですか？』

星海坊主『あァそうだ』

『…どうでしょうかね』

星海坊主『…Aちゃん
あんたの気持ちは嬉しいが、俺は見返りを望んであんたを拾った訳じゃねェ

奴は危険だ。手を引けるうちに引いとけ』

『私は自分に出来る事をしているだけですよ…
それではお元気で』

星海坊主『あ、おい！Aちゃ…』







電話を切ると、懐に入れる。







『…』






今日は非番だが、
そよ姫の元に行く為 制服に着替える。

家に鍵を掛け、
倉庫に入っている黒い車に乗り、城へと向かった。

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