【ONEPIECE】薄明【暁天:番外編】 (ページ2)

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キスしないと出れない部屋【シャンクス】ページ2

キスしないと出れない部屋【シャンクス】
(シャンクスの片想い…？)

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【キスしないと出れない部屋】

『＿＿＿＿＿はぁ？』

ｼｬﾝ｢おい、A。その反応は傷付くぞ｣

あから様に不機嫌な声色に、
シャンクスが思わずツッコむ。

『何だ？この部屋は』

目が覚めたらこの部屋に居た二人。
どうやって此処に来たのかは不明だ。

Aが剣で斬ろうとするも、
かすり傷一つ付かない。

ｼｬﾝ｢もう少し可愛らしい反応は出来ねェのか？｣

『罰ゲームにも程がある』

ｼｬﾝ｢おい｣

Aは部屋に抜け道は無いか、
隅々まで確認する。

ｼｬﾝ｢だーはっはっはっ！諦めろ〜A！｣

『少しは探せっ！！』

ｼｬﾝ｢んなもん、キスしちまえば終わりだろ｣

｢簡単な話だ｣とシャンクスが笑う。

『…絶対、嫌』

ｼｬﾝ｢ったく…頑固な女だな。お前は｣

シャンクスが立ち上がると、
何処かに抜け道が無いか探し始める。

その姿にAは目を丸くした。

ｼｬﾝ｢俺を見ても抜け道なんて見つけられねェぞ？
それとも、俺とキスしたいのか？｣

『…寝言は寝て言ってよ』

ｼｬﾝ｢相変わらず、辛辣だな｣

Aも再び、抜け道を探し始めた＿＿＿＿＿＿

ｼｬﾝ｢こりゃ、無さそうだなァ｣

暫くすると、シャンクスが音を上げる。

ｼｬﾝ｢ベック辺りが気付いてくれりゃァ、
いいんだがな｣

『…』

シャンクスだって仲間の元に帰らなければならない。

船長が消えたら、クルー達は大騒ぎだ。
一刻も早く帰りたい筈だ。

Aは深呼吸をした。

『シャンクス…』

ｼｬﾝ｢ん？｣

シャンクスが返答するが、Aは何も話さない。

ｼｬﾝ｢何か見つかったか？｣

『…』

ｼｬﾝ｢どうした？体調が悪いのか？｣

どうかしたのかと、
シャンクスがAの顔を覗き込んだ＿＿＿＿＿＿