棘の女王。 (ページ33)

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未来の再会ページ33

さくら「ほんと！！それだけは無理です！！」

イギリスにしばらく居たのに、いきなり日本に帰ってしかも部長をやれだなんて……無茶にも程がある！！

雅俊「あぁ……安心してくれ。一人で行くわけじゃない。」

さくら「は？」

雅俊「健人くんは、有名国公立の経済学部出身だと聞いている。」

健人「はい。そうです。」

雅俊「この前話したことの返事を聞かせてくれるかい？」

ちょちょちょ待てい。
この前の約束ってなんだい？健人くんよ。

そんな私からのアイコンタクトにも気づかず、彼は言葉を続けた。

健人「俺は、さくらを守るのが役目です。
なので俺はさくらさんを全力でサポートします。」

そう告げた健人に雅俊さんは満足そうに微笑むと、

雅俊「決まったな。というわけでさくらちゃん、安心してくれ。健人くんも君と同じ部長としてその支社に言行ってもらうから。」

さくら「はぁ？！？！」

ママ「だからさくら？日本に戻る用意するのよ？」

それだけ言ってウキウキしながら台所戻るママ。

良かったぁ……健人がいたぁ……ってそんな場合じゃない！！

急いで寝室に戻ろうとする雅俊さんを引き止めようとする＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿…

雅俊「ちなみに、もうそれは上に言っちゃったから変更不可なんだ……だからふたりでがんばってくれ。」

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ペタン。

さくら「終わった……」

座り込んだ私をヨシヨシと撫でる健人。

健人「俺もいるからさ？一緒に頑張ろ？」

そう言ってキュルキュルの目を上目遣いにする。

私……その目に弱いんだって……。

さくら「う、うん。頑張ってみる……」

柏木さくら、7年ぶりに日本に帰ることになりました。