棘の女王。 (ページ30)

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未来の再会ページ30

高校から途中編入した私はそのままイギリスの大学に進んだ。

まさか、イギリスで健人と会うなんて思わなかったよ。。

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人通りが少ない夜の九時。

大人なバーに私は健人といた。

カランっと健人がウイスキーのコップを置く。

健人「元気だった？」

さくら「うん。」

何年ぶりかなぁ、と伸びをして言う彼はもう昔の健人なんかじゃない。大人の健人だった。

さくら「健人……なんかカッコよくなったね…」

そう言うと健人は突然真剣な目をして私と向かい合った。

健人「俺が今日ここに来たのは、さくらに言いたいことがあったからだよ。」

さくら「え、何？？」

健人「俺、ずっと前からさくらのことが好きなんだ。結婚を前提に付き合って欲しい。」

さくら「…………へ？」

ちょっとまって？健人が私の事？好き？

さくら「ごめん。ちょっとまってどういうこと？」

健人「俺さくらのこと好きだから、さくらの彼氏になりたいってこと。」

さくら「はぁぁぁぁぁぁ？！？！」

イギリスの夜空に私の大声が広がった。