【ヒロアカ】はじめまして消太叔父さん2【夢】

やり方が汚いよ、荼毘くん ページ35

「君…敵(ヴィラン)の娘だろ？」
「！？、…な、なんで、それ…」
「死柄木から聞いたんだよ」

ああ、そういやUSJの時に少し話したっけ…

「血筋、個性…まさに敵(ヴィラン)になる運命じゃないか！別に敵(ヴィラン)もヒーローもやってる事同じだぜ？違いなんて法の下かそうじゃないか、だ。価値観なんて捨てちまえよ、ヒーロー候補生」
「……」

それ、同じような事弔くんにも言われた

「てかお前…なんでヒーローになりたいわけ？」
「……え？…え、と……」

……なんで私ヒーローになりたいんだっけ
叔父さんがプロヒーローだから？
子供がヒーローを目指すのは当たり前だったから？
…違う、確か一番最初は…

「…ヒーローになって…敵(ヴィラン)向きの個性だって言った奴らを…見返すため……私は……、お母さんみたいにはならない」
「むしろなってやりゃいいじゃねえか、敵(ヴィラン)」
「……え、？」
「そうです！Aちゃんの個性凄いです！」
「むしろ敵(ヴィラン)になってそいつらブッ殺した方がスッキリするんじゃねえの？」
「っ、そんなこと…」
「なあ、Aチャン。敵連合に入って俺らと一緒にこの世界ぶっ壊そうぜ」
「…」
「まあ、Aチャンがどうしても入らねえっつーんなら……死柄木には指示されてねえけど、他の生徒攫うか、Aチャンの大事な家族…イレイザーヘッド殺しちまうかもなァ」
「！！」

……叔父さん！？
ていうかコイツら私の個人情報どこまで知ってんの…！？

「っ、それはだめ！！！！…わかった、でもとりあえずは話聞くだけだから」
「そうこなくっちゃなァ」
「わぁい！Aちゃん敵連合入るんですね！？」
「…トガさん話聞いてた？」
「ヒミコって呼んでください！首傾げたAちゃんもカァイイ！！」

トガ……ヒミコちゃんが興奮したようにハァハァと息を荒くする
…やっぱヤバい子かもしれない

「イカレ野郎が…少し黙って……、」
「……？何この音…」

ォォォォ、と何かが近づいてくる音

「！！、コンプレス！上だ！」
「！、ぐ……っ！？」

瞬間、怪しい仮面男の上にズドォン、と何かが振り落ちてきた

「……〜〜っ、た、救けに、きたよ！！夢喰さん！！！」
「………緑谷？」

空から降ってきたのはなんと緑谷、轟、障子だった

そこまでだ、敵連合【緑谷side】→←衝撃の、再会

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す