わかってるってば、叔父さん【前編】 ページ4
その日の夜、久しぶりに叔父さんと話す
最近叔父さんは帰ってくるの遅かったり、私が疲れて寝るのが早かったりして、お互い起きてる時間が重ならず、あまりまともに話してなかった
「…そういや家で勉強しているところを全く見ないんだが」
「う゛」
「油断してたらすぐ足元すくわれるからな」
「……わかってる」
明日参考書買ってやろうと思ってたし
「ところで職場体験はどうだった」
「まともなヒーロー活動はパトロールしかしてない。あとは雑誌撮影に付き合わされた」
「パトロールだって立派なヒーロー活動だろ」
「それ心操にも言われた」
「心操…あぁ、体育祭で緑谷と当たった奴か」
「そう、今一緒にお昼食べてる」
「お前まずは自分のクラスで友達作れよ」
「叔父さんって時々失礼だよね」
「お前には言われたくない」
どういう意味だよ
「お前のクラスでの立ち位置入学時と大して変わってないだろ。前にも言ってしつこいようだが、」
「わかってる、私には私のやり方があるんだからほっといて。別に全く話さないわけじゃないし」
そう言い捨てて、寝室に行こうと歩き出す！
「……(一見復活したように見えたが、まだまだ棘があるように思える。誘拐から帰還後…それから前の救助訓練レースでまた何かあったか)」
「A」
「…なに」
「ちょっとこっちにこい」
「なんで」
「いいから。俺の気が変わらんうちにはよ」
「……」
不審に思いつつも、叔父さんに近づく
すると、急に腕を引っ張られ体制が崩れ、叔父さんの方に倒れ込む
「っ、うわ、」
「……」
「……」
包み込まれる形で
「…っえ、な、なん、」
「……なんかあったか」
「えっ、」
「八百万にも自信喪失が見て取れるが、お前にもそれは言えることだ」
「…べつに」
「別に俺に言いたくない事なら他の教師でもいい。…相手はプロだから少しは打開策が見つかるだろ」
「……」
心操と同じくなんでもお見通しかよ
あやす様に私の背中を優しく叩く叔父さんの手は、お母さんと違いゴツゴツしてて大きくて…暖かい
わかってるってば、叔父さん【後編】→←割とやばい、期末テスト
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柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
音無春奈(プロフ) - 今日一から見直しましたがやっぱり最高ですね！相澤先生と少しずつ打ち解け合う様子が微笑ましいし、甘えた夢主ちゃんもすごいかわいいです笑 またいつか更新を楽しみにしています。いつも楽しい時間をありがとうございます(^O^) (2019年1月17日 22時) (レス) id: 82b0340df7 (このIDを非表示/違反報告)
鎖国(プロフ) - ひろおにさん» コメント有難うございます。最近なかなか忙しく思うように更新が出来ていないんですが、ご期待に添えるようなるべく早く最新話を更新したい所存です…！ (2017年11月26日 19時) (レス) id: 5af2d7ebb1 (このIDを非表示/違反報告)
ひろおに(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新待ってます！ (2017年11月26日 12時) (レス) id: b8fe268e11 (このIDを非表示/違反報告)
鎖国(プロフ) - Reoさん» コメント有難うございます。夢主少し冷めた所があるので、相澤先生の前では我儘で相澤先生を振り回してるといいな…と思ったのですが好印象だったようで良かったです‥！ (2017年10月22日 19時) (レス) id: 5af2d7ebb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鎖国 | 作成日時：2017年10月7日 23時
