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会が開かれてから2時間ほど経過していた。
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"臣くん"は一番最後にやって来て
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サプライズだったのか、照れながらも口元をグーの手で隠しながら笑って喜んでいた。
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「どう？生で見た臣は」
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キッチンで作業している海崎さんに話しかけられる。
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店内にいる彼に改めて視線を向ける。
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みんなと談笑している姿が見えた。
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「オーラすごいなって。これ以上近づけないです」
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「それは大袈裟でしょ笑」
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本当に。あまりにも眩し過ぎた。
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みんなよりも少し遅れて来た今日の主役。
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変に気取ってる感じもないし物腰も柔らかい。
好印象ではあったけど、隠しきれてない大物感が強すぎて
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私とは住む世界が違うって言われているような気さえした。
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作者名：淀君 | 作成日時：2021年8月24日 21時
