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彼と話すようになってから数ヶ月経ったある日。
ナ・ジェミンと私が付き合っているらしい、
なんて根も葉もない噂が流れ始めた。
ただ隣の席になっただけの、なんてことないただのクラスメイトだよと私が言い訳をしたところで誰も聞く耳なんて持たない。
学年の王子様の色恋沙汰を他の人たちが放っておく訳もなくて、私もこれまで味わったことのないくらい多くの注目を集めるようになった。
女子の中には、なんであんな子がと嫉妬心を露わにする子もいるようで、ちょっと怖かったり。
と、そんなことが続いていくうちにいつしかジェミンくんと話す度、どことなく緊張してしまうようになった。
まぁ当の本人は肝が座っているようで、なんてことないような涼しい顔で今日も変わらず私に話しかけてくるんだけど。
｢おはよう、Aちゃん｣
ある朝、教室に入ってきた彼はかたんと自分の椅子を引くと、またいつものように柔らかく笑った。
おはよう、とぎこちない笑みを浮かべて挨拶をする私は今、不自然極まりないだろう。
気にしたら負けだとなんとか心を落ち着かせて視線を前に戻す。
ジェミンくんも特に気にした様子もなく、授業の準備をし始めた。
....っていうか、私が変に意識しすぎなだけ？
まぁ、そりゃそうか。あんなの、そこらへんから湧いて出たただの噂なのだから。
ちら、と彼のほうを見ると、今日も今日とて綺麗な横顔がそこにあった。
同い年とは思えないくらい落ち着いていて。彼の周りだけがテレビの中みたいに切り取られて見える。
これだけ綺麗な顔してたら、そりゃモテるよなぁ。
「.....俺の顔になんかついてる？」
『えっ、あ、いや、そんなんじゃなくて、』
「そう。.....じゃあ見とれてたとか？」
『あー、えっと、あはは...』
「冗談だったのに」
そう言うとジェミンくんは目を細めて意地悪っぽく笑った。
『.....ジェミンくんって、そんな顔もするんだね』
思わず口から零せば、彼は一瞬きょとんとした表情を浮かべてから「俺だって人間だからね」と返した。
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ベニ(プロフ) - パピ子さん» わ！ありがとうございます〜！2も出来ましたので、また読んでいただけると嬉しいです🥰 (2022年12月29日 22時) (
レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
パピ子(プロフ) - やったぁー٩(●˙▽˙●)۶Part2楽しみにしてます！！ (2022年12月29日 0時) (レス) @page48 id: 504443380d (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - jenさん» なんと嬉しいお言葉、ありがとうございます🥹親子シリーズ、ありですね...笑 ほかのメンバーのお話もぜひ書きたいと思いますので、気長にお待ちください〜！ (2022年12月28日 13時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
jen(プロフ) - こんばんは…！いつも楽しく読ませていただいています 甘い…甘くてヘナヘナです｡:.ﾟஐ⋆*･:*ジェノくんステキ！ドリムちゃんたちみんな見てみたいです (2022年12月28日 0時) (レス) @page46 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - るんるさん» ありがとうございます...！来年のクリスマスのご予約ですね？笑 ご期待に添えるようにがんばります🥰 (2022年12月26日 22時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベニ | 作成日時：2022年11月30日 18時
