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dt
ある日の6限目。
俺の前の席のAの肩が上下に揺れ始めて。
あ、体調悪いんだなって。
A「、、す、、いま、、」
Aが席を立とうとした瞬間に、
「すいません、、、体調悪くて、保健室行っていいですか？」
クラスの女子生徒1人が先に席を立った。
保健室のベッドは1つしかないから、Aはその子に気を遣って手を下げた。
でも、それは僻んだ女子達が仕組んだことで。
Aを保健室に行かせないようにっていうイジメだったんだ。
そして、HRが終わった時
ガタンッ
Aが倒れた。
dt「大丈夫っっ？」
急いで駆け寄ると、冷や汗をかいてぐったりしていて。
突然、
A「ウッッッッオェッ」
教室で吐いてしまった。
それをみて、女子生徒が「汚い」だの「引くわ」だの
嫌味な言葉が飛び交うことに俺は腹が立って。
dt「そんなこという必要ないでしょ」
体調の悪いAを保健室に運んだんだ。
俺が保健室に運んでる時に、翔太が吐瀉物の処理をしてくれて。
いじめグループの女子生徒に静かにキレたらしい。
ーーーーーーーー
dt「38.4度。無理しすぎだよ」
そう。他人を優先して無理をするのは変わんないね。
A「、、、涼太、ごめん、、袋、、」
dt「気持ち悪い？？ご飯無理に食べさせたよな。ごめんね。」
A「、、、こっちこそ、、、ごめ、、ウッッッッ」
俺らに心配かけまいと、無理して食べた夕食が全て出てくる。
dt「大丈夫大丈夫。」
nb「何度？」
dt「38.4度。ぐったりだよ。」
翔太が濡れたタオルを額に置く。
A「、、、、本当にごめん、、、」
dt「寝ときな」
頭を撫でるとAは静かに眠りについた。
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作者名：澪 | 作成日時：2021年11月25日 4時
