雪降る男の体調不良3 (ページ28)

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nb

あれは、高校の時だった。
俺は、よくサボりで保健室にお世話になっていた。

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nb「先生〜今日もベッド借りるよ〜」

その時間は先生が在住してなくて。

勝手にカーテンを開けたら女の子が寝てたんだ。

俺に気づくとニコッと笑って、

A「体調悪い？私は大丈夫だからここ使う？」

って。蒼白い顔をしながらベットを譲ろうとしてくれたのがAとの再会だった。
俺はすぐ気づいたけど。Aは気づいてなかったな。

先生「Aさん。今日は帰りなさい。病院の先生呼んだわよ〜！
、、
あ、渡辺くんまたサボり？Aさん38度あるんだから邪魔しないでね？」

は？
全然、大丈夫じゃねえじゃんこいつ。

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潤んだ目と青白い顔。

あの時と同じ顔なんだよ。

A「え？そんな風にみえる？笑。スノボやりすぎちゃっただけだよ〜」

nb「涼太、体温計貰ってきてくんない？」

dt「うん。スポドリも買ってくるよ」

A「え？大丈夫だか、、、､ﾌﾗｯ」

ほらそうやって、また倒れるじゃんか。

nb「大丈夫じゃないよね？」

A「、、、、、、お祝い、、したいのに、、」

少しくらい、自分のこと考えろよ。

dt「A熱測ろう」

涼太が旅館の人から救急セットを持ってきてくれて、

俺はAを布団まで支えて横にする。

nb「俺、濡れタオル作るわ」

横たわらせたAは涼太に任せて、必要なものを準備する。

A「、、翔太、、、ありがとうね。涼太も、、ごめんね」

dt

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nb「なー涼太。ゆり組時代に好きになった女の子覚えてる？」

dt「あの双子の？」

nb「そうそう。同じ高校みたいだよ。保健室で会った」

翔太から聞いた。それから半年後、2年生になった時に、Aと、そして翔太と同じクラスになった。

明るくて行動力があるのは変わってなくて、芸能の活動をしていないのに華があって、クラスの人気者だった。

だけど、変わったことが1つ。
体が弱くて、よく貧血を起こして保健室に行っていた。

そして、クラスの男性達が心配する姿を、女性達は僻んだんだ。

そして、ある事件が起きた。