. ページ28
A
退屈な毎日が過ぎていく。
折れた骨は少しずつくっついてきてるらしいけど、、
後遺症が酷くて毎日吐いてて。
私からしたら、いいダイエットだから精神的なダメージは少ないけど、さすがに吐き過ぎて喉が痛い。
殺風景な部屋に唯一あるテレビをつけると、
ワイドショーではSnowManが取り上げられていた。
「あと5日か、、」
滝沢歌舞伎が始まるみたい。
デビューする前は欠かさず観覧に行ってたから、
行けないことへの悲しさも少しあった。
「あ、着替え、、もってこなきゃ、、」
もう2ヶ月くらい経っただろうか、、リハビリ等が始まる前に色々家からもってこないとな、、、
でも車の免許もないから、
お医者さんに相談しようって思った時、
トントンッ
？「入るよー」
入ってきたのは主治医の藍沢先生。
藍沢「どう、調子は？」
A「あー、大丈夫ですよ！」
強がってみるけど、
藍沢「いいよ、無理しなくて」
って、何でもお見通しなんだ。
私の主治医を引き受けてくれた先生は、
クールなイケメン先生で、
本当にジャニーズみたいな顔。
芸能人が集まる病院は、お医者さんまでイケメンか。
先生の顔をマジマジ見つめていると、
藍沢「俺の顔になんかついてる？」
って抑揚のないトーンで言われた。
A「あ、すいません。
あの、私着替えを取りに行きたくて。家に半日戻ってもいいですか？」
藍沢「無理だ。毎日吐いてるし。
誰かにもってきてもらえ。」
冷たくあしらわれて、ちょっとむかついた私は、
A「誰もいないもん」
って少しふくれて言った。
藍沢「悲しいな。見栄張ってないで、親を呼べばいい。」
A「、、、いいの。一人でいいの。」
藍沢「はぁ、、、、」
と、ため息をついた藍沢先生は、
藍沢「じゃあ、外にいる男たちに頼めばいい。
一人じゃなければ、半日だけ、許可を出す。」
A「男たち？」
友達が来るわけもない。そもそもいないし。
藍沢「お前に会いたいっていうイカツイ男共が、外で待ってる。
今日は、体調も良さそうだから少しの間は許可するよ。」
藍沢「入っていいよ」
そういって入ってきたのは
紛れもなく
”SnowMan”だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 938人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プリン。(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです！応援してます！ところで、藍沢先生って某ドラマの、、意識してなかったらすみません！！ (2021年9月26日 20時) (
レス) @page50 id: 5bbd81366c (このIDを非表示/違反報告)
弓道ちゃん♪(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみしています！ (2021年9月16日 18時) (レス) id: 872209169d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：澪 | 作成日時：2021年9月3日 0時
