七十四話 女子(サクラside) ページ29
『あー、そういうことだったの!』
「そうそう!だからオレがイタズラ仕掛けたんだってばよ!」
『なるほど〜』
真っ白になった頭を払いながら、何故こんな事になったのか状況をナルトに説明されている女の人。
黒板消し当てられても怒っていない辺り、少なくとも恐い人では無さそうだ。
『第七班かぁ…っていう事は私、ここに居る子達と同じ班なんだね。ヨロシクッ!…えっと…』
サスケ君と私を交互に見て、困った様な顔をした女の人。
…あ、今目合った。
『私は清水A!君は?』
ニカッと笑顔でそう問われ、「えっと…春野サクラです」と少し遠慮がちに答えた。
…と、その時。
『えっ、春野サクラってあのサクラちゃん!?』
「!」
急に大声を出され、少し引き気味で「は、はい…」と言う。
『そうか…そうだよね!原作でも君達同じ班だったもんね。』
「?…なんのことだってばよ?」
『いやー、なんでも。』
ナルトの質問をはぐらかす様にそう言うと、『じゃあ!これからヨロシクね、サクラちゃん!』と私の手を固く握ってきたAさん。
…なんて言うんだろう。いい人。すごくいい人なんだけど…
うるさい。
『で、カカ…じゃなくて、先生はまだ来て無いの?』
「?…え、Aネーチャンがオレ達の先生じゃねーの?」
ナルトの言ったことに、「うんうん」と頷く私。
だってAさん、私達より年上だし。
『先生なんて無理無理!私は君達と同じ部下だよ』
「…え、って言うことは、Aさんもしかして…」
『そ。私下忍だよ。』
「…ええええええええっ!?オレってばソレ初耳なんだけどッ」
すぐ近くで飛びきりの大声を出したナルトに、「黙ってろッ!!」と拳を降り下ろす。
「いってェ!!…サ、サクラちゃんってば暴力禁止だってばよォ…」
『アハハ…ナルト君にはまだ話してなかったっけ。私が下忍だってこと。』
「…でも、そうなると先生はまだ来てないんですね…」
『だね…』
もうかれこれ一時間半は待ってるんだけど…
先生早く来いッ!!しゃーんなろー!!!
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キイラギ(プロフ) - 白銀月さん» コメント有り難う御座います!!いつも亀更新で申し訳ないです(汗)近々更新する予定なので引き続き宜しくお願いします! (2020年1月22日 21時) (レス) id: 722466c014 (このIDを非表示/違反報告)
白銀月(プロフ) - 更新待ってました!!これからも頑張って下さい(*´∀`*) (2020年1月7日 7時) (レス) id: 3a9bdddb3f (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» 応援ありがとうございます!!頑張ります! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - こちらこそ、ありがとうございます!応援しています! (2019年5月12日 22時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» コメント有り難う御座います!最近更新が遅くなってきてますが、気軽に読んで下さったら幸いです! (2019年5月12日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キイラギ | 作成日時:2019年1月2日 22時