三十七話 自分ルール ページ39
『そーいえば、さっきの腕立て伏せスゴかったね!299回って、私だったらあの世行きだよ。』
「えっ、見てたんですか!?」
『そりゃあもうバッチリと。どうやったらあんなに体力つくの?やっぱり毎日の練習?』
「いえ、ボクはただ自分ルールを実行しているだけです!」
自分ルール?
聞き慣れない言葉について聞こうとしたが、「おっと、これ以上はガイ先生とボクだけの秘密です!」と遮られてしまった。
…って、今ガイ先生って言ったよね?
『リー君ってもしかしてガイさんの弟子?』
「!ガイ先生を知ってるんですか!?」
『あー、うん。ちょっと喋ったくらいだけど。』
「あの方はボクの人生の先生です!」
『…へ、へえ。』
ガイさんの事を大分尊敬しているらしい。
目をキラキラと輝かせながらガイさんがいかに素晴らしいかを語り出したリー君。
凄いな…いくら師匠思い(?)の私でもここまでは語れないぞ。
「この全身タイツも、ガイ先生に頂きました!」
『…』
なるほど。道理で見た目が似ている訳だ。
…まさか、ガイさんにこんな熱烈なファンがいたとは。
私も今度、カカシさんの真似を…
常に長袖長ズボンで、マスクをしていて左目を隠している自分を思い浮かべる。
…無いな。
よく考えたら出てんの右目と手首とかかとぐらいじゃん!カカシさん!
「…じゃあ、ボクは修行の続きをするので!」
『えっ、あんなに運動したのに?』
「ハイ!自分ルールですから!…次は腹筋300回、出来なかったら校庭300周!!うおおおおぉぉぉッ!!!」
『…が、頑張ってね〜…無理せずに。』
はたして私の声は聞こえたのか…
走って何処かへ行ってしまったリー君。
少年をあそこまで熱血野郎に…恐るべし、自分ルール……
リー君の後ろ姿を見送りながら、ゴクリと唾を呑み込んだ私だった。
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キイラギ - 良い話と言って貰えて嬉しいです!リクエストは少し先の事になってしまうかも知れませんが、この話を完結出来るようバンバン投稿するつもりので、暇潰し程度にでも見てくれれば幸いです! (2018年12月22日 22時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 良い話です!最新とミリアさんのリクエスト頑張って下さいね! (2018年12月22日 21時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 応援有り難うございます!頑張りますね! (2018年12月22日 19時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 楽しみに待っていますね!頑張って下さいね! (2018年12月22日 18時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - コメントありがとうございます!たくっちのまぃ、調べさせていただきました。この小説に区切りがついたら、丁度他のキャラとNARUTOのキャラを絡ませる恋愛短編を書いてみたいと思っていた所なので、その時に書いてみたいと思います! (2018年12月22日 13時) (レス) id: 9e16dfbd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キイラギ | 作成日時:2018年12月9日 22時