標的37 「ハンドボールを投げに行く」 ページ39
『お前……体力なさすぎ』
「十代目！大丈夫ですか！？」
「はは、相変わらずだなツナは」
既に天へ召されかけているツナ。
大丈夫かこいつ。
「皆、はや…はやい、のに、なんで疲れて、ないのっ」
「ひとまず、落ち着いてから喋ったほうが楽っすよ」
獄寺がお母さんみたいになってますけどそれは？
山本はしょうがねーなツナはみたいなスタンス。あれ、保護者ですかこいつ等。
どうのこうの言ってると女子も全員走り終わったらしく、先生が前に立った。
「今日は三、四時間目と続けて体育だからな！全種目終わらせるぞ！！」
その返事としては「はーい」と言う声と、「ええ〜」という声が織り交ぜて聞こえてくる。
俺は勿論「はーい」の方だ。体動かすのは嫌いじゃない。職業的にも体力命みたいなとこもあるからね。まぁ、テストってのがアレだけど。
「終わらなかった場合は……昼休み返上な」
「「「え〜」」」
「はは、頑張れよ〜。今日は三時間目は終わっていない種目、四時間目からはシャトルランするからな〜」
「「「「げぇえええええええぇぇぇぇ！！！」」」」
シャトルラン、皆嫌いなんだね。
俺もあんまり好きじゃないわ。最後、残る、恥ずかしい……うっ、頭が。
じゃあ解散！と言った先生の掛け声でみんなバラバラと動き始める。
「あ、山本はちょっと来い。あと桜龍」
「オレっすか？」
『はーい』
大体予想はつくけども。
先生の所に大人しく寄って行くと状況説明スタート。
要約すると、お前桜龍の面倒見てやってくれ、とまぁこんな感じ。
「全然いいっすよ」
「何人か一緒でもいいからな。よろしく頼んだ」
『山本、よろしく』
「よろしくなのな。んじゃあ、ツナたちも誘ってやるか」
結局、いつもの三人組に俺がくっつく感じ。
なんか俺の方がお邪魔虫じゃね？気にしないでおこう。
「何からするんだ？」
『空いてるとこ』
「じゃあハンドボール投げにしようよ！」
ツナの提案でそうなった。
結論から言うと……下の会話文で察して。
「十代目！思いっきり投げてください！！」
「分かった！！………えいっ！！」
『七メートル』
「流石っす十代目！！」
「獄寺君、傷つくからやめて」
「Aも投げるのなー」
『あいよー……女子の十点ってどのくらい？』
「23ｍだとよ」
『山本、そこに立っといて………ほいっと』
「うわ……俺よりうまい」
「ジャスト23ｍなのなー」
結果：ハンドボール、10点獲得。
因みに山本は測定不能だった。ボールがどっか消えた。
標的38 「体育館種目をしに行く」→←標的36 「グラウンドを三周走りに行く」
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ＬＩＬＡ(プロフ) - はじめまして。作戦隊長さんの書く小説はとっても面白くて大好きです！私のすきなアニメばっかりなのでとても嬉しいです。毎回楽しみにしています。更新、頑張ってください！ (2015年11月22日 13時) (
レス) id: f8b26af0c8 (このIDを非表示/違反報告)
李 - 111票目get！！早くも続編ですね！おめでとうございます。作戦隊長さんの書く小説は全部好きで、友達にもオススメしています！これからも頑張ってください！ (2015年8月20日 22時) (レス) id: 9b63859b7e (このIDを非表示/違反報告)
Light - リボーン続編おめでとうございます（≧∇≦）リボーンは知らないんですけど読んでみていてアニメを見てみようかなと思いました。これからもたのしみにしています。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: b06784ac14 (このIDを非表示/違反報告)
招きぬこ(プロフ) - 早くも続編！ヴァリアーが出るのを=+（0ﾟ・∀・） + ﾜｸﾃｶ +しながら待ってます(笑) (2015年8月19日 18時) (レス) id: 1abd4020e3 (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ(プロフ) - シャトランはトラウマなので夢主ちゃんと体力かわりたい…あの音階を聴くだけであの忌まわしき記憶がぁ゛ (2015年8月19日 18時) (レス) id: 5c444f122f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年8月11日 21時
