七百二話目 「笑えない冗談はノーセンキュー」 ページ47
食堂なう。
突然叫んで項垂れた俺に何を思ったか、コックさんがゼリーを出してくれた。
オレンジゼリー美味しいです……美味しいけど銀が心配です。
『うぅぅぅ、迎えに行かないとなあ。島に着いたらどっちにしろ帰らなきゃだぁぁぁ、なんで相棒の存在忘れてるんだ俺ぇぇ』
司法の塔に戻るのか……もう戻る気ゼロだったんだけどな。
あの日のルッチさんを思い出すと胸が痛い。嫌いだなんだと言いながら、それなりに信用されてるつもりだった。そして認めたくなんかこれっぽっちもないが、俺もルッチさんを信用していた。
『すごいスピードで裏切り確定されたけどね。めっちゃ攻撃されたし』
ゼリーのラスト一口を口の中に放り込んで机に突っ伏す。
ここ数日で色々ありすぎてもう俺のお粗末な脳みそはパンク寸前だよ。
カクとのデートに、ジャブラと任務。任務先でクロコダイルに図星突かれて、ルッチさんとの任務で死にかける。マルコに助けてもらって、初対面のクマとその仲間に助けられて居候中……小説より奇なりとかそんなレベルじゃない。
『……ルッチさん』
戻りたくない一番の理由はそれだ。
どういう顔してあったらいいんですか？知恵袋にでも書き込んでやろうかな。
正直言うと……会いたくないかも。なーんて。
『笑えない冗談だ』
色々考えてたら眠くなったよ……こんな体制で寝たら起きた時全身が悲鳴を上げるだろうな。とはいっても動くのはだるいし。
そうこうしている間に瞼が落ちてきた。おやすみなさい。
目を開けたら胸筋だった。うわお何コレ、どういうこと。
嫌な予感がバシバシするけど、上半身裸だし、タトゥー凄いし。とりあえず誰の胸筋か確認するために動こうとした。
しかし腰に腕が回されてホールドされているので全然動けない。
ぐぬぬぬと格闘していれば、上から眠そうな声が聞こえてきた。
「動くな、俺はまだ眠いんだ」
『ほれみろそれみろやっぱりね！！顔見えねーけどわかるぞローこの野郎！』
「うるせぇ」
『うるせえもクソもあるか！なんでここで寝てんだよ！！』
「食堂で寝こけてたのはお前だ。お持ち帰りして食うつもりがお前が温くてそのまま寝た」
『お持ち帰りってなんだ！！』
「手は出してねえ。こっちはやることあったのに……お前のせいで眠っちまったじゃねえか」
『俺が悪いの！？』
「……眠い」
最後にその言葉を残し、ローは何も言わなくなってしまった。
本当に二度寝を決め込んだらしい。因みにホールドは解けてない。
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作戦隊長(プロフ) - うみうしさん» 一年越しに気づきました。そして見事に掲載し忘れてますね………どうしましょ(´・ω・｀) (2018年11月11日 14時) (
レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
うみうし(プロフ) - 六百八十四話「え？」 (2018年11月10日 17時) (レス) id: 314bb7876c (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - まとめてコメント返し失礼致しますm(*_ _)mありがとうございます、バイトでひぃひぃ言ってるので厳しいところもありますが、できるだけ返信していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします！ (2017年9月11日 20時) (レス) id: 11460b30b2 (このIDを非表示/違反報告)
なな - あ、もちろん作戦隊長さんの作品大好きです！更新頑張ってください！ (2017年8月25日 12時) (レス) id: c3374e0373 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 作戦隊長さん、前みたいに顔文字とかを入れたらもっと面白くなるんじゃないかと思ったのですが…どうでしょうか？？( ´・ω・` ) 時間がなかったりしたらすみません (2017年8月25日 12時) (レス) id: c3374e0373 (このIDを非表示/違反報告)
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