+念+ ページ11
『・・・・・・何だコレ。』
俺はこの世界に来てこの言葉を何度言ったか分からない。多分アクナと出会って使い始めた気がする。
まあ言いたくなるよ、だって俺の手のひらにはオーラで出来た粘液が張り付いているのだから。
「うわぁ、キモいですね〜!まるでうなぎの体液のような・・・」
『それ言うな!!俺は魚介類が大嫌いなんだっっ!!』
うなぎとかもう人類の敵だわ。ちくしょう気持ち悪い!!
魚見るくらいならG(黒くてカサカサ動くアイツ)を見ながらメシ食う方がまだ…←
「普通だったらありえませんよ!」
『心を読むんじゃねぇよ!!』
「「口に出てる/出てます!!」」
ダブルツッコミを頂いたところで、粘液をどうやって消すのかを考察することにした。
あ、ちなみにヒソカはまだ念を使えないようだ。
だから俺とアクナが何の話をしているのかは詳しく分かっていないようだった。
「そうです!!Aさん、まだ水見式はしてませんよね?今からしてみません?」
『その前にヌルヌルをどうかしたいんだけど。』
「面倒くさいんで後にしましょう!!」
人の話しを聞かずに言い放つアクナに木刀を投げつけた。
アクナは木刀を受け止めると、どこから出したのか水がたっぷり入ったコップを取り出した。
もちろん、葉っぱもセットで。
『何処から出したんだよ。』
「さあさあ、やってみてください!」
『スルースキル!・・・まぁ、やってみるけどよ。』
アクナが床にコップを置いたので、手をかざしたはいいものの・・・
『“練”のやり方わかんねぇ。』
「とりあえず手のひらに念を集中させるんです!ほら、早くやってください。」
アクナが今までにないくらいに急かすので言われた通り念を手に集中させる。
すると何故かあっさり“練”が出来たのだった。
「おお!流石、Aさん。私が見込んだだけありますね!!」
『結局自分の手柄!?そしてとことんチート!!』
水にちらりと目をやると、ありえない不純物は浮いてるし水は増えてるし葉っぱは枯れて水の中に沈んでいた。
『これ、どういう事?』
「えーとですね・・・水に不純物が出る“具現化系”ですか。水が増えてもいるので“強化系”。葉っぱが枯れるのは“特質系”です。」
『相性とかあったもんじゃないな!!特殊すぎるだろ、この反応!!』
きらきらと光る石の欠片が水に混じって床に流れる。
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ミリン*(プロフ) - 面白いです!!更新頑張ってくださいね!! (2014年6月10日 3時) (レス) id: 34e57720cc (このIDを非表示/違反報告)
フロム(プロフ) - 上手くいきました。掲示板になかったので明日の今頃になったら許可落ちると思うんで (2014年4月16日 15時) (レス) id: 1cf1eeec89 (このIDを非表示/違反報告)
フロム(プロフ) - ナナめ上@睡眠不足な日々さん» やってみたら、エラー出ました。どうすればいいですか? (2014年4月14日 19時) (レス) id: 1cf1eeec89 (このIDを非表示/違反報告)
ナナめ上@睡眠不足な日々(プロフ) - フロムさん» あー……載せて下さい! (2014年4月12日 22時) (レス) id: d801bdea77 (このIDを非表示/違反報告)
フロム(プロフ) - ナナめ上@4月は更新が難しいですさん» 絵できました! どうすればいいですか? 載せるなら明日できます (2014年4月12日 16時) (レス) id: 1cf1eeec89 (このIDを非表示/違反報告)
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