[2j3j] 泡沫 [kzh]

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｢えっと、じゃあお言葉に甘えて...｣

葛｢ほら敬語｣

｢あっ、ごめん
これから気をつけるね？｣

葛｢おう、それでいい｣


葛葉は満足そうに微笑むとまた携帯をいじり出した


いやあああああ
何その笑顔...！！！可愛すぎる...
こんなことされて好きになるに決まってる...


葛｢そういやAは彼氏いんの？｣

｢えっ、いない...かな、｣

葛｢ふーーーん｣


あーー、無理好き...
大して意味なんて無いんだろうなと思いながらも気持ちは高ぶる


今日楽しかったなぁ
まさかオフコラボするなんて思わなかったし
ましてやご飯も一緒に食べるなんて思わなかった

ボーと葛葉を見ているとふと目線が合った

葛｢...そんなに見られると照れるんだけど...｣

顔を少し赤くした葛葉がこちらを見る

｢あっ、ごめん｣

葛｢別にいいけどよ、A連絡先教えてくんね？
discordだけだとなかなか不便だし｣

｢別にいいけど、、｣

葛｢LINEでい？｣

｢わかった、ID言うね｣


そう言って連絡先を交換する
私の端末に葛葉の連絡先がある

葛葉のアイコンが犬だったって言うのもまた意外な所を知れて胸がいっぱいになった


店員｢おまたせしましたー！こちら.......｣

｢あ！ありがとうございます！｣


葛葉は店員さんの方は見ないものの早く食べたそうにしている

せめてもの思い出として写真を撮っていると葛葉も写真を撮っていた

｢葛葉も写真撮るんだね｣

葛｢やー、なんとなく｣

｢ふふっ、そっか

じゃあ、いただきます｣

葛｢...いただきます｣

.......

｢おいしいっ！！｣

葛｢だあろお！？
絶対Aも好きだと思って｣

｢えっ？｣

葛｢あ、いや、なんでもねえ！早く食え！｣

｢あ、うん｣


その後は特に会話もしないでつけ麺をひたすら食べた


｢ごちそうさまでした...おなかぱんぱんだ、｣

葛｢やっと食い終わったかよ、おせー｣

｢葛葉が早いんだよ？｣

葛｢ﾝﾊｯ､うるせぇよ笑｣


お店の人にご馳走様を伝え店内を出る

葛｢家どっち？｣

｢えっと、｣

葛｢夜遅いし送ってく｣

｢あ、ありがとう｣


私の家に向かう道中は会話は特になかった
だけど、もう最初の気まずさはなくなっていてむしろ心地の良い空気感だった


あっという間に自宅に着いた

｢あ、ここ｣

葛｢ん、じゃあお疲れ様
また連絡するから｣

｢わかった、おやすみなさい｣


葛葉の姿が見えなくなるまで送り部屋に戻る


夢のような1日だったな


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