[2j3j] 泡沫 [kzh]

ご、ご飯でも行きませんか ページ42

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スタッフ｢双葉さんお疲れ様でした！
後片付けはこちらでやっておきますので
おふたりはお先に帰っていただいても大丈夫ですので｣

｢お疲れ様でした、ではお言葉に甘えてお先に失礼します｣

葛｢おつかれさまでーす｣


後片付けをしてもらえるとのことで葛葉さんと一緒に部屋を出る
前を歩く葛葉さんは首元に手を当てながらこちらに振り向くと


葛｢あの〜、よかったら飯行きません？｣

｢あっ、そうですね
ずっと配信しててお腹すきましたし｣

葛｢よっしゃ！(小声)...んじゃあ、何食いたいとかアリマスカ？｣

｢あ、先輩なので呼びタメで大丈夫ですよ
んー、葛葉さんはなんて気分ですか？｣

葛｢あ、じゃあお言葉に甘えて
気分的にはつけ麺だけど女の人ってつけ麺とか大丈夫？｣

｢つけ麺いいですね！私は好きですよ｣

葛｢あっ、好きっスか...ｽｩｰｰｰｰよし、俺のおすすめの店があるんでそこに行くか｣

｢はい、よろしくお願いします｣


前を歩く葛葉さんの後ろ姿を見ているとふと違和感に気付いた
.....小さくスキップしてる？

つけ麺そんなに好きなんだ、可愛いなあ
本当はすぐに家に帰ってお風呂に入ってしまいたいが葛葉にご飯誘われたらそっちに行くに決まってる

たぶんもう中々会えないだろうしもう少し一緒に居てもいいよね...



たわいもない話をしながらしばらく歩いているとどうやらつけ麺屋さんに着いたらしい

お店の中に入ると店員さんが元気に挨拶をしてくる
葛葉は慣れたように販売機に向かって

葛｢俺のおすすめはこれ｣

そう言いながら自分のを購入し

葛｢Aは？｣

｢えっっ？、｣

葛｢何食う？｣

｢あっ、えっと、、葛葉さんのオススメで｣

葛｢あいよー｣


いきなり名前を呼び捨てにされて頭が真っ白になる
ふと気づくと既に席に座っていて頭が混乱する


｢あれ...？｣

葛｢ん？｣

｢あっ、お金...！｣

葛｢んや、いいよ。俺これでも先輩だし｣

｢いやいやそんな！！｣

葛｢後輩にお金出させるなんてかっこ悪い先輩じゃなくてかっこいい先輩でいさせろよ｣

｢そう言われてしまうなら...ご馳走様です｣

葛｢おー｣


そういうと葛葉は携帯をいじり出した
私も特にすることは無いので店内を見る

どうやら男女問わず人気のお店らしく女の人だけで来てる人も多い

お腹すいたなあ...


葛｢なあ｣

｢あ、はい？｣

葛｢お前も呼びタメで話せよ｣

｢えっ、そんな先輩に向かって｣

葛｢その先輩がいいって言ってんの｣


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