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かつてユリウスが魔法騎士団団長であった時、異邦人であるヤミを魔法騎士団員として受け入れたユリウスを良く思わない者は当然いた。
魔法帝になった時も、ヤミを魔法騎士団団長に任命することに口を挟む者がいた。
ヤミの口と素行の悪さは否定しないが、実力なら王族の魔法騎士団団長にも劣らなかった。
ユリウスはそんなヤミを買って、自分の意思を貫き通した。
「本当に…立派な魔法騎士団団長になったね…ヤミ」
「……イヤ オレもう28なんで恥ずかしいからヤメて」
「あぁごめんごめん」
首をポリポリと掻くヤミは本当に気まずそうだった。
それをユリウスは笑って謝罪する。
「“自分が正しいと言いたいならば、そのやり方で進んだ先の実績で示せ”。
ユリウスのダンナ…アンタが言った言葉だ＿＿‥‥」
ヤミはタバコの煙を吐いて言葉を繋げる。
「前にも言った通り…オレはただ証明しただけだ。アンタは正しかったって。
＿＿＿＿そして…オレが間違ってなかったってことは、コイツら証明してくれた」
ヤミが背を向けてアスタの肩を叩いた。
“ポン”ではなく“ばしッッ”だったのでアスタは悲鳴を上げた。
チャーミーはどこからともなく取り出した大きなパンを食べている。強い。
「アスタくん…また一つ実績を積んだね」
ユリウスはアスタの両肩を掴んで激励した。
「君はまた一歩魔法帝に近づいた…！これからも期待しているよ」
「は…ハイっっ！！」
その後アスタはユリウスにサインを求め、ヤミはアスタの顔面に己のサインを書こうとした。Aは全力で止めた。
「ところでヤミ、この子は君の子供かい？いつのまにこんな大きな子を」
「なんかオイシイものおくれよ」
「違う」
「…ん？ヤミさんは28歳でチャーミーさんは19歳……何考えているのですかヤミさん！！」
「テメーが何考えてんだ」
彼らがわちゃわちゃしていた時、突然ユリウスの側近マルクスから通信が入った。
〈お取り込み中のところ失礼します魔法帝ー！！〉
「どうした？マルクス君」
〈かねてよりダイヤモンド王国と小競り合いのあった国境付近の町キテンに、ダイヤモンドの一部隊が攻撃を仕掛けて来たようです！〉
「「！！」」
「この大変な時に…」
〈通信魔法で現場の映像を送ります！〉
マルクスから送られてきた映像は、彼らの予想を凌駕するものだった。
「＿＿これは…」
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なな - こちらこそ、ありがとうございます。 (2019年12月1日 20時) (
レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - ななさん» 刺激的なお話ですね！書いてみます。ななさんリクエストありがとうございました。 (2019年12月1日 15時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
なな - リクエストです。夢主の義理の母が、来て夢主の結婚の話をしているところを、誰かが盗み聞きという話って書けますかね。 (2019年12月1日 13時) (レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 柚さん» 刀と驚きでほぼほぼ確定ですね！そうです鶴じいさんです。柚さんコメントありがとうございました！ (2019年11月16日 23時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 人生には驚きが必要だ…!まっまさか!鶴さん!?鶴丸国永こと鶴じいなんですか!? (2019年11月16日 23時) (レス) id: 441c37839d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年9月28日 0時
