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「Aお姉ちゃんこんにちは！」
「こんにちはマリーちゃん」
アスタとゴーシュが戯れている間に、ゴーシュの妹であるマリーはAの方へ行ってぱあっと愛らしい笑顔を見せた。
ぎゅーっと抱きつくマリーに、Aは優しく抱きしめ返して頭を撫でた。
「お元気でしたか？」
「うん！みんなもシスターもいるから楽しいよ！」
ゴーシュがアスタをゲシゲシと蹴っている間、女子勢は周りに花が咲く勢いで会話をしていた。
「シスターテレジアもお元気そうでなによりです」
「まあね、グレシスコンをブチのめすくらいの体力はまだ残ってるよ」
テレジアの言うグレシスコンというのは確実にゴーシュのことだろう。
さすがにそろそろ可哀想だと思ったAはマリーを抱きしめる腕を離した。
マリーはゴーシュ達の方へ向かうと、ゴーシュにとっての爆弾発言をした。
「お兄ちゃん！アスタに乱暴しちゃダメ！アスタは私のおムコさんになるんだからー！」
「」
「え、ゴーシュくん息してますか」
今のマリーの発言は所謂「大人になったら結婚して」的なアレなのだが、周りの誰もが認めるシスコンであるゴーシュには会心の一撃だった。
ちなみにAも昔ウィリアムあたりにそのようなことを言ってそうだが、もし言っていたら今頃絶対Aは取り返しのつかないことをされていただろう。
だから多分大丈夫。多分。
「やっぱりレベッカのお料理は美味しいです」
「ありがとね」
マリー達と遊び終わり、みんなでレベッカの料理をご馳走になっていた。
レベッカが厨房へ戻っていくのを確認してから、Aはアスタに純粋な疑問を投げかけた。
「ところでアスタくんはレベッカとノエルとマリーちゃんの誰のお婿さんになるんですか？」
「金ピカ女テメー今の言葉今すぐ訂正しねーとぶん殴るぞ」
「ゴーシュ先輩相手歳上よ！？」
「あ、いえ歳上と言ってもそんなに変わらないので大丈夫です」
訂正はしなかったので殴られた。
アスタが。
「何でオレ！？」
「元はと言えばテメーのせいじゃねーか！！」
「2人共食事中です拘束しますよ！」
彼女に脅されてゴーシュは渋々スプーンを持った。アスタに殺気は放ったまま。
騒がしい食卓に対して、外の雪は皮肉めいているように美しくしんしんと降っている。
その雪がこれから彼女の道を、記憶を、選択を大きく狂わせることになるのは誰も知らない。
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HANON(プロフ) - Amaneさん» 大正解です！母がよく韓ドラを観ていて、そのシーンと台詞が凄く印象に残っていたので使いたいと思っていたんです。Amaneさんコメントありがとうございました。 (2020年2月24日 21時) (
レス) id: cf411dd6ee (このIDを非表示/違反報告)
Amane(プロフ) - ウィリアム様カッコイイ〜！！そして主人公めっちゃ好みです！笑 所で王様の価値の話ってあの韓ドラが元ネタですよね！違ったらごめんなさい…もしそうなら、お話してみたいです笑 いきなりのコメント失礼します！ これからも応援しています！笑 (2020年2月24日 21時) (レス) id: 1a3aa9e49a (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - NONAMEさん» ノゼル団長は大体何やってもカッコいいから素敵ですよね！NONAMEさんコメントありがとうございました！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: ed41bbef6e (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - ノゼル様かっこいいいい!!こんなかっこいいノゼル様書いて下さってありがとうございます！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: c3aeec0d97 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - いらとやさん» 投票ありがとうございます。私も誰にするか迷っていて、皆さんに決めていただきたいと思ってアンケートを作りました。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年8月11日 8時) (レス) id: ed41bbef6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年6月5日 19時
